| 2003年05月20日(火) |
千年女優ヒカアキバージョン(ちょっとだけ) |
ずっと前から思っているのですが、だれかあれでヒカアキやってくれないかなあ…。
別に主人公がおかっぱだからというわけじゃないけど、たった一日匿っただけの男を一生愛し続け、追い続けるってあの話がこうなんかツボに(^^; 「この愛は狂気に似ている」というコピーがぴったりな話でした。
ちょっとだけ千年女優ヒカアキバージョンで↓
薄暗い蔵の中、いざ向かい合ってみるとアキラは何を喋っていいのかわからなかった。 衝動的に匿ってしまったけれど、特警に追われるこの男は犯罪者やもしれないのだ。 「あの…」 言いかけた時、男の持っていた荷物に古ぼけた本のようなものがあるのに気が付いた。 「もしかして、それって」 「あー、これ、じーちゃんにもらった棋譜なんだ。秀策…なんつっても知らないよなぁ」 「秀策? 本因坊秀策のこと?」 「そ、なんだ。おまえも碁を打つんだ」
嬉しそうに言った時、さっと雲が途切れ蔵の中に月の光が差し込んだ。その淡い光に照らされて、初めてアキラは相手の顔をまじまじと見た。 ボロボロな服に埋もれてわからなかったけれど、意外に若く、自分と同じくらいの年に見えた。 「キミも…碁を打つんだ?」 アキラの問いに、あどけないくらいにも見えるその顔が、にっこりと笑った。
「うん、そう。今はこんなだけど、これでも一応棋士なんだ、おれ」 「じゃあ、ぼくと、ぼくとこれから一局打とう」 「でもここには碁盤も無いし」 「じゃあ、明日。母屋の方から碁盤を持ってくるから」
約束と、小指を差し出すと相手は一瞬ためらって「うん、じゃあ約束しよう」と小指を絡めた。
もう戻った方がいいと促され、アキラは心を残しつつも蔵を出た。 見送る男に手を振りつつ、翌日への期待に胸を膨らませながら暗い庭を歩く。 (早く打ちたい) 早く明日になればいいと。それが永久に叶えられることが無いなどとは夢にも思わずに。
ただ一晩の、それは儚い約束だった。
みたいな感じでしょうか(^^;おしまい。何やってんだか私は…。
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