昨日はほんとうはこっちのことを書こうとしていたのでした。
ほとんど使わない最寄り駅の駅ビルに、チリトリを買いにいく途中、 数年ぶりでわたくしが通った幼稚園の前を通りました。 砂場も、桜の木の下のすべり台もウン十年前と変わりません。 当時は男子とすべり台のてっぺんを陣取り、桜の木に無数にたかった毛虫を集めて缶につめておりました。 その後毛虫の缶詰を何に使ったか記憶にないのですが、たぶん残酷なこと・・・
幼稚園といえば、わたくしが この世は平等ではない と始めて理解したのは、卒園式の日のことでした。 幼稚園では 2年保育と3年保育があって、うちは自営業で両親が家におりましたので、年少さんからではなく年中さんからの入学の2年保育組でした。 で、卒園式の日、園長が挨拶の後で幼稚園からのお祝いをそれぞれの園児に渡しました。 3年保育の藤組からはじまって、 それは男子は青 女子は赤の手提げケースに入れられたお習字セットでした。 墨・硯・文鎮・太筆・細筆・スポイトなどなど。 わあ、小学生っぽ〜い と2年保育の菊組はわくわくしながら次の自分たちの番を待っていたのに、 菊組の園児に渡されたのは、スノコと筒だけ。 書いたお習字の紙をクルクル丸める海苔巻き用のスノコみたいなものが入った 女子はピンク 男子はブルー のプラスチックの筒。 製図用の筒の小さい奴みたいなの。 菊組さん全員ぼうぜん・・・
決して普段 藤組と菊組は仲が悪かったわけではないのに、 6歳の園児でさえ、もらったお習字セットみせて とは言いにくいキマズイ謝恩会。 そこで菊組の保護者たちの 1年分の保育料の差? 1年分の寄付金の差が・・・ 園長先生はごうつくばり・・・ etc・・・ コソコソコソコソ声が聞こえ、 ああ、なにか経済的な問題で自分たちは差をつけられたのだな、 と理解してしまったのでした。
あれからウン十年。あの頃中年だった園長はすでに亡くなり、藤組の担任だった園長の長女があとを継いだ、と聞きました。 幼稚園バスの駐車場所もあの頃とかわらず、 まあ もう恨んでないよ と思い出しついでに確認できてよかったです。
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