新生児の手足の指の爪をみて驚かないひとはいない、と言ってもいいでしょう。 生まれたばかりなのに、ちゃんとしてる。 ものすごく小さいけど大人と同じだ。 幼児の初めての靴にもたいてい同じような感慨を持ちます。 こんなに小さいのに、ちゃんとしてる。 大人と同じだ。 くにゃくにゃの赤ちゃんがすこしニンゲンじみてきて、 あくびをしたり、くしゃみをしたり、嫌がって顔をゆがめたり、 何かに興味をもって目でおったり手を伸ばしたりするのを見ても、 わあ、誰も教えていないのに大人と同じことをしてる、としみじみ不思議な気持ちになります。 そんなとき、 こにょやろう〜 生意気だぜ いっちょまえに〜 と心底、いぢくりまわして からかい倒して 舐めまわしたいような、 どうにも抑えきれない衝動を覚えます。 その奥底には、生命 生き物への畏れにも似た驚きがあると思うのです。
というわけで、我が家のサクちゃんは、生意気にも毛づくろいをハジメマシタ。 羽づくろいか。 お腹なんかまだ内臓がすけそうな赤裸のくせに、 耳の後ろや手羽先、背中なんかを懸命に首をまわしてつくろっています。 足で頭カキカキもしようとしていますが、まだうまく片足立ちができないので、そのたびに転んでいます。 なんというかたまりません。 誰も教えていないのに、ちゃんと鳥として生きることを知っている。 あまりにいたいけで、頭からぱくりと口にいれてしゃぶってやりたい衝動を覚えます。 ご飯のあとは急に活発になって歩き回り、ここぞと決めてお尻をふりふりし懸命にふんばってウンコするところも タマリマセン。 昨日のちょっと大きな余震のときは驚いたのか小さく鳴いていました。
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