もうわしは隠居ジジイのようなものです。 貯えはないので、週に2回くらい働きますが、 病院いって、図書館いって、花を手入れして、 今日は壊れた洗濯機まで直してしまった。
排水ができなくなった10年ものの二槽式洗濯機。 全自動は別にあるのですが、潔癖症気味で手のきかない母が、 「靴下や、足拭きマットなどは、別に洗いたい!」 と日々こぼすので、 ええいうるさい 誕生日に買ってやる! と宣言したところ、はじめは喜んでいたのですが段々と 「もったいないなあ・・・ モーターは動くのに。水が抜けないだけなのに。きっと布ぼこりが詰まっているだけなんだけど・・・」 とグチグチ言い出したので、 ええいうるさい ならわしが見てやる! と、洗濯槽に溜まった水をかい出し、プラのフィルターを外し、洗濯機をひっくり返して、排水パイプを外し、 そうしてみたところ別にどこも詰まっていない。 ICなどなにも使っていない少し昔のプラスチック洗濯機は、本体はとても軽くて女でも簡単に横倒しにできます。 構造もいたってシンプル。 モーター以外は機械の部分なし。 どこも詰まっていないしおかしいなあ と排水口の辺りを弄繰り回していると、またまた母が、 「もういいよ。やっぱり寿命なんだよ・・・」 と自分はなにもしていないのに、さっさと諦めているのに腹がたって、 ええい!うるさい!!! こんな簡単な構造、排水の仕組みが分かればなおせるんじゃ 黙ってみておれ! でなければあっちにいっておれ!! と半ば怒鳴りつけて黙らせ、 意地になって排水口を弄っているうちに、ゴムパッキンの存在に気付きました。 これは何度も自分でびしょ濡れになって直した、水洗トイレのタンクの排水の構造にそっくりです。 トイレのタンクは水を流す前は排水口にゴムのボールがぴったりと嵌っていて、取っ手をひねると、取っ手からボールにつながったチェーンが持ち上がり、穴からボールが外れてそこから水が一気に排出されるしくみです。 たまに取っ手がうまく戻らなくて、ボールがぴったり穴に嵌らず、 水が流れっぱなしになるんだよね。 で、洗濯機の排水口もこれにそっくりなのです。 するとこのゴムパッキンを上に持ち上げたり、下ろしたりする仕組みの不具合なのではないか。 ゴムパッキンから繋がっているプラの棒みたいなものを辿っていくと、一番上に爪のようなものがあり、その上に輪になった紐状のものがぶら下がっている。 紐状のものの根元はカバーにかくれて見えないが、トイレタンクの構造からすれば、これはチェーンのかわりで、紐は取っ手すなわちスイッチに繋がっているはずだ。 このシンプルな洗濯機のスイッチは、洗濯と脱水・排水 の2つの切り替えしかない。 このスイッチをカチャカチャ切り替えてみると、やはり紐がぴょこぴょこ上下する。 勝った! わしの勝ちじゃ。 スイッチを脱水・排水に切り替えて紐を下に下ろし、パッキンに繋がった棒の上の爪にひっかける。 するとどうでしょう。 洗濯にすれば、パッキンが下りて排水口を塞ぎ、脱水・排水にすればパッキンが持ち上がり排水口から水がでてゆく。
勝者は静かに微笑み、母に洗濯機が生き返ったことと、 くれぐれもスイッチを乱暴に扱わず、紐がはずれないようゆっくり切り替えるのだぞ、と伝えたのでした。
隠居ジジイ(ババア)の嗜みは 寺社詣で。 明日は、関東 東日本の鎮守様 将門さまに除災厄除のお願いに神田明神に参ります。 ついでに不忍の弁天さまに芸事の上達もお願いして参ります。 そのついでに湯島か上野でなにか美味しいものを食べてまいります。 パンダはわたくしにとって昭和の生き物として完結しているのでいいです。 今のパンダは今の子供たちのものです。
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