痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2010年09月07日(火)  蓋 ーギロッポンー

超 歯が痛い。
いや 歯は痛まない。
神経がズキズキする。
というのは、先週からまた通い始めた歯医者で、
脳腫瘍や舌癌を疑っていたリンパの腫れの元であって欲しい奥歯の治療を始めたから。

もういつのことだったか忘れた たぶん二十年くらい前に治療した歯医者が藪だったかいいかげんで、神経治療をキチンと全うせずに頑丈な金属をかぶせてしまったから。

奥の方がうずきつつも痛みはなかった。
それが、かぶせてあった金属を外し、歯の底部にドリルで穴をあけ
化膿しているという神経部に空気が触れたとたん
びっくりするほど急激に激しい痛みにおそわれましたよ。

なんということでしょう。
しかし今のわたくしにはこの痛みが嬉しい。
さすがに鎮痛剤のお世話になりましたが、
どこかが病んでいるということを 痛み というアラームで知らせてくれる体のシステムはなんてありがたいのでしょう。
毎度のことながら 細部にわたる人体のハードとソフト構築には
なにかにつまずいて、それをフォローする働きを実感すればするほど驚嘆の溜息しかありません。
なんてすごいんだろう。
神様(仮)という技術者は。

なんかもう 脳というか自我なんて足元にも及ばない とか思っちゃうけど
そういう意識を身体にもたせたというのもスーパー技術者の意図なんだろうね。
心体の一致する瞬間。
できるだけ沢山その瞬間を味わいたい。
修行なしに。

歌っていて 極たまにあります。
音程のことも歌詞のことも構成のことも 目の前の客のことも何も考えずに口から歌がでる瞬間が。
あとで録音をきいても分かります。
でも再現は難しい。
その瞬間 幸福感などはないのです。
とても静かな 観察や分析から解き放たれた瞬間で 
後になって あのときは自由で幸せだったと思うのです。

でも音楽をやっているのは修行じゃないからね。
好きで ひとに喜んでもらいたくて 褒めてもらいたくて 雑念たっぷりで
深く遊びたいんだよ。

今日はライブです。
数年前に一度着た ちょうどよい衣装もみつかりました。
終わったら黒砂糖でつくるというモヒート祭りです。
夜の風がすこし涼しくなってきました。
今晩でわたしの夏は終わりです。




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