日課ってすごいなあ。 疲れても ほかにしたいことがあっても、 とにかく毎日午後2時になると病院に出かけていく。
駅から病院へいく途中、昔の富士見坂のようなところがあって そこは石段になっています。 結構 急なので毎日しんどいのですが、 そこはそれ、昔のひとがちゃんと考えておいてくれました。 石段の元に古い小さなお社があるのです。 お金と芸事の神様 弁財天さんのおかげか、今でもちゃんとお世話されていて、 榊やお花が絶えません。 どころか厳重に 金網でお社自体が覆われているのだ。 やりすぎのように見えるけれど、きっと荒らされたことがあるんでしょう。 守り神の白蛇さんの像もぐるぐるとトグロを巻いています。
まいにち石段を見上げてとりあえず一息いれ、たぶん昔のひとと同じように脇にある弁天さまにご挨拶。 芸事とお金を毎日お願いできるなんてラッキーだ。 今日もお願いします と頭をさげてから石段を登ります。 と、疲れていてもなんとかなるんだよ。 これも日課だ。 そして帰りには余裕で石段をおりながら白蛇ちゃんに明日もよろしく とお願いします。 4週間 なんとかイヤにならずに通えたのも弁天さまのおかげもあるなあ。 そういえば、病気についてお願いしたことは一度もないや。 芸事とお金 という思い込みがあったせいでもあるけれど、考えたこともなかった ことに気付いた。
病気に関して神頼みはしたくない という意固地な気持ちもあるけど、 いつも神仏には、 「できたらいい方向にお願いします」 くらいの気持ちでたいからかしら。 神さま仏さまにあんまり深刻で具体的な願いごとはしない方がいいと思うのよ。
もう一つ 日課はすごい と思うのは、放射線病棟にはわたくしのように歩いて毎日通っているひともいるけれど、 完全ねたきりのひととか、中学生とか 正常な世の中的には、ものすごくシリアスな状況が混在しているんだけど、 なにしろ毎日のことだから、 あいさつや世間話など超普通。
どこでも なんでも 続いているとそれが日常になる。 いいことかどうかは分かんないけど。
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