痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2008年10月15日(水)  自爆

今回のお芝居では、最後にわたくしがドアから突入し、
すべての物語が大どんでん返し となって終わったのですが、

最終公演 いざ! とばかりに ドアを押しのけ 人を押しのけ 突入を果たしたと思ったら、
左目のコンタクトがポロッと。
そのまま床に落ちてしまったのならばいっそなにもかも吹っ切って続けたと思うのですが、
奴は 左頬にくっついていやがりました。
しかし、突入後のわたくしには間髪いれずに、突出して高いテンションの台詞が。
言いました。
が、奴は頬に。
もう一つ台詞が。
まだ奴は頬に。
この後何かを問われ振り向くや、奴はキラキラ光りながら床に落ちました。
わたしは まだ激しいテンションで答えながら コンタクトの落ちた位置を確認しました。
この場は お芝居の中でも最高に照明の明るいシーン。
コンタクトは床でキラキラ光っています。
この後、私は 手に持った紙袋からあるものを出して皆にみせます。
ここだ!
客に背を向けて床に座るや、コンタクトを拾って口に入れる。
そして紙袋からすばやくあるものを出して、振り返って見せ付ける。
よし!
しかし、このあとまた間髪入れずに 高らかにそのものの正体を告げなければいけなかったのだ。
もうこの辺になるとどういう配分でやったのかわからないのですが、コンタクトを口から指でつまみ出し、高らかに台詞を!
言い終わった。
だがまだ芝居は終わらない。
指で持っているのは不安だ。
そしてわたくしはまた隙をみてコンタクトを口の中に。
ああ でも最後にもう一つ台詞があったのです。
主役に駆け寄る。
そのどこかでコンタクトを口からだしたはずなのですが、今となっては分からない。
その時、口中でカリっという嫌な音が聞こえました。
とにかく、口からだした。
きめの台詞。
・・・・・
暗転。
音楽。
終わった。

コンタクトは、縁が欠けていました。
なんだったんだ。

その後、共演者に聞いてみたら皆その私の不審だったに違いない動きにはまったく気づかなかった、と言われました。
それで、自画自賛して 人間ってすごいよね。
とっさになんであんなに色んなことができたりするんだろう!
と酔った勢いで再現ショーを何度も繰り返していたのですが、
ただ一人 脇から見ていた、長年兄とも慕い尊敬する方が、わたくしがなにかを床から拾ったことを見ていたらしく、
ああ、コンタクトだな、それでその後 手に持っていた紙袋にとっさに入れたんだな、
と思ったよ、
と言われました。

!!!!!!!!!!!!!!

なんで、紙袋にいれなかったんだろう。
その後の 口から出したり入れたりはなんだったんだ。
あげく、縁が欠けて、結局 新しいものを購入せざるを得ず、何万もの支出。
馬鹿だ。

いいわけをすると、ハードコンタクトを使用している人間は、コンタクトを保護しておく容器が見つからない緊急時には、
とっさに口の中に入れるという習慣が身についているのです。

もうひとつ大事な言い訳をすると、
本番のたくさんのお客さんの前で芝居をしながらこんなことをしたのは、
決して気持ちがさめて段取りでお芝居をしていたからではなく、
集中してものすごくとっさのことに芝居を続けながらも勝手に体が動いたのです。

ほんとうです(泣) 


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