我が母ながら 彼女とは徹底的に性格が違うので、 お互いに理解しえないところは沢山あります。 お互いに大人なので からかいつつも その溝は深いのです。
一番よくわからないところは、彼女は温度を測ることが異常に好きだというところです。 体温と気温。 ちょっと具合が悪いとすぐに温度計を持ち出して、 「ああ やっぱり七度四分もある!」 その2時間後には 「あ〜全然下がってない 七度三分だ〜」 と、ことさらに だからこんなにも自分は具合が悪いのだ と確認するのが好きなのです。 たまたまそういう時に家にいると、これを日に何度も何度も聞かされるので、
何度はかったって 治る時期がこなければ下がらないよ そんなことを大声で宣伝するより、おとなしく寝ていなさい と、言うと 別に誰かに聞かせようとしているわけではない! 独り言なんだからいちいち突っ込まないで! と不機嫌になります。
そうかな〜? ホントに周りに聞かせようとしているわけじゃない わけでもないんじゃないのかな〜?
それより病的なのが温度計です。 彼女は異常な汗っかきで夏が嫌いです。 少しでも暑くなると、 朝 TVのお天気番組で、予想最高温度を確認すると、 日に何度も何度も 温度を読み上げるのです。
まだ朝の九時なのに、29.5℃もある! ああ 30℃超えた!!! この部屋34℃もあるんだよ。やっぱり南と東に窓があると暑い〜 夜になっても30℃を下回らないなんてチキュウオンダンカだ、もうチキュウウはだめだあ!
と、ただでさえ暑いのに これを一日少なくとも10回は繰り返すのです。
うるさいぞお 暑いのはみんな一緒! いちいち温度をみなくても 具合がわるけりゃ熱があるんだと分かるし、 これは気温30℃超えているなんてのも、今日も熱帯夜だなんてのも アナウンスしてくれなくても分かるわい!
と言うと、 別に誰かに向かって言っているんじゃない! 独り言なんだからいちいち突っ込まないで! と返ってくるのです。
本当か? 誰もいないところでも 温度計は見てはいるだろうけれど 声にだして感想とともに読み上げているか?
それはないだろう とわたしは疑っているので、 いつも律儀に突っ込み、いつまでも意地悪く 君は目盛パラノイアだ! と指摘しつづけてしまうのです。
いっそいつも 「そうだね〜」だけ返していようかと思うのですが、 なんかねえ 言わずにおれないんですよ。
今日は暑かったですね。 そして家族ってお互いめんどうですね。
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