フーチーひとりごと。
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2003年11月07日(金) 告白 (SMW参加)

恋多き男フーチー。
過去に俺を通り過ぎて行った男はどれくらいいただろうか。
恋愛における「告白」はするもされるも避けては通れない新展開へのエントランスであろう。
ノックしたドアが開かれるか、閉ざされるか、それは神の味噌汁。いや。神のみぞ知ること。

好きな人ができて、日ごとにその人を思う時間が増えその人の事を思うと何も手に付かなくなるなんてことあったんだよ、今でこそ薄汚れてしまったフーチーにも(笑)
けれど、そんなピュアな頃の俺は「好き」だとか「付き合いたい」なんて言えなかった。告白受身体質やったもんでね。
毎週のようにデートしたしHもした。状況的には恋人同士でしょ?
これで違うと言うならばセクフレじゃないか。
いかん、いかん。ここはちゃんと関係の確認をしとかんと。
そこでフーチーが彼に言ったのは「俺のこと好き?」だった。「好きやで」という彼の言葉を確認した後で「俺も大好きぃ」と告白。てか、これ告白ちゃうやん、出来上がった仲でのニャンヤントークじゃん。プププ。
でもその時がはじめてお互いに「好き」という言葉を口にした時やっんよなぁ。

告白においてカケヒキとかそんなんは意識してないけど結果的に俺は「ズルイ男」なわけ。能動的な告白はせず常に相手に言わせるようにもっていっとったから。
これなら玉砕するダメージは受けなくて済む。
だけどこれはめちゃくちゃ好きな人を逃すことにもなんの。
好きな人に優しくされたら、ちょっとは勘違いするやろ?「もしかして俺のこと好きなん?」って(笑)だけど、別にその人は俺だけに優しいわけじゃなくて基本的に優しい人。いつまで待ってたって好きだなんて言ってもらえるわけじゃない(笑)「あの時俺から告白しとけばどうにかなったんかな」と思うと後悔。

それで思ったね。好きな人には早い段階で「好き」って言ってしまおうと。
今の彼氏くんとはね、初めて会った時に速攻で好きだって思ったん。
ささにしき。ん?秋田こまち?違う・・・。あ、一目惚れ。(いとこい師匠か(笑))
一時的な感情の高ぶりはよくあるからもう少し様子みてからって思ったんやけど、先に甘えられたのさ。
もうめちゃかわいくて、絶対手に入れたいと思って「付き合ってみる?」って言った。
「俺と付き合って」って強く言えないとこに俺のビビリが現れてますね(笑)

告白への返事として「考えさせて」ってのがある。一体何を考えるのだというんだ?
「白か黒か」よりもグレーをこよなく愛するフーチーでもこれに関しては「白か黒しかないやろ」って思ってた。
なんだけど俺も1度だけこの返事をしたことがある。俺にはもったいないくらいいい人やったから、俺は不安やったの。
「俺なんかでええんかな。しばらくしたら振られるんちゃうかなぁ」って気持ちの方が強かったから「うん」ってすぐには言えなくて「考えさせて」って言った。その人への気持ち云々とは別のところに躊躇する要因があることだってある。「忙しくて休みもままならい今の状況で付き合って彼を十分に幸せにできるだろうか」とか。いろいろ考えることがあるんだと思う。
けど、待つ方はしんどいわなぁ。だから俺はこの返事あまり好きではない。関西人にこの返事したら断られたなって思ってまうわ(笑)

あ、そして今の彼氏くんへの俺の告白は受理され今に至るわけです。
すごく好きな人とずっと一緒にいたいって思うなら、最初の一歩は自力で踏み出さないとなって思った。もちろん、全ての想いが成就するわけではないけど、しないで後悔するよりも、告白して玉砕した方が思いっきり泣いて気持ちにケリをつけられる気がします。

   「恋にこがれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす」

今の俺は蝉かな。

この文章は「SMW」に参加しています。


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