フーチーひとりごと。
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2003年05月09日(金) ゲイとしての誇り

「ゲイとして誇りを持って生きる」

ゲイサイトに行くと結構目にするし、俺もそこらかしこで言ってる(笑)
でもね、「ゲイとしての誇りって何?」って聞かれたら即答できる言葉がない。
誇りを持ってんなら、世間に公表したっていいわけじゃん。
両親、兄弟、友達・・・。

言ってるのはごく一部の友達にだけ。やっぱり言えないもん。
言えないというよりも、聞かれないから言わないだけかな。
今はもう、「ゲイなの?」って聞かれれば「うん」って言える気がする。
昔はね、否定してたと思うよ。丁度俺がゲイあることを意識してた頃。
中学生から高校生の頃か。この時期って1番こういう話題に良くも悪くも
敏感な時期だし。
あんまりね、悩んだことはなかった。ゲイだってこと自体には。小さい頃から
男が好きだなってのはわかってたから、俺にとってはそれが普通のことだった
からね。

高校を卒業してこっちに出てきて、学生生活も終った時に、繋がりのある友達
が何人かいた。今でも。日常に共通の接点がないのに友達でいられる人達。
この人達には言っておこうと思った。
それから、少しずつカミングアウトするようになったんだけど、こっちが思って
たほどリアクション薄い(笑)

「なんだ、そんなこともっと早く言ってくれればよかったのに〜。
ずっとしんどかったやろ?」

女の子、男の子、みんなそう言ってくれた。
ちなみに、仲のいい男友達からある日、「ゲイなんだ」とカミングアウトされ
「俺もなんだ」って言ったら「そうだと思ってた」と言われた時は見ぬかれ過ぎ
じゃんって思ったけど(笑)

もちろん、これはカミングアウト成功例だと思ってる。いろんな考え方の
人がいるから拒絶されることだってあるだろうし。それはそれでいいと思う。
昔はムキになってた頃もあったけどね。「どうしてゲイはだめなの?」って。
だって「ゲイは社会のゴミだ」とか文章を目にしたからねぇ。
考え方の相違、対立はあって当然。でも、相手を言い負かそうとかそういうのは
思わない。ゲイとしてこうしてちゃんと生きてるし、それを不幸とは思わない。
むしろ幸せだと思ってる。

忘れてるんだよねえ、自分がゲイだってこと(笑)
普段の生活においてゲイであることを意識しないといけないことってほとんど
なくて、起きてから寝るまでに「ゲイ」ってキーワードに触れることないもん。
自分のサイトとか友達のサイトとか見てても、ゲイなんてこと意識しない。
コワイよ、これ。完全に慣れてるもん、ゲイの生活に(笑)
ゲイの生活っていうよりも、これが俺の生活なんだよねぇ。
友達だって別にゲイだけじゃないしさ。ゲイじゃない友達に好きな男の人の
話しできるのってめちゃうれしいわ(笑)

ゲイだってこと含めて俺を見てくれてる友達がいるってことは俺の自慢。
やっと、ひとつ見つかったわ、ゲイとしての誇りを言葉にして言えることが(笑)


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