Kin-SMA放言
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2005年04月23日(土) ありし日の姿

ごろーが永眠いたしました。

こんなコでした。見てやってください。
  ↓
      ←スキだらけな寝方をするヤツでした




怪我による破傷風が原因でした。

元々ノラだったので、怪我はしょっちゅうしていました。それが蓄積したせいなのか、今回たまたま菌が入り込んだのか、それはわかりませんが、今回はとうとう野性の回復力は発揮できなかったようです。

健康な頃は5キロ超だった体重が、急激に3キロ近くまで減った時から、覚悟はしていました。

痛い、とも苦しい、とも動物は言えないので、ただじっと目を閉じている姿を見て、その苦しさを察してやらなければならない。

でも、気を抜くとこっちはやはり忘れてしまいます。静かに眠っているだけにしか見えない時もありました。

昨日見た夢の中で、光一さんのキレイな髪をなでたい、と思ったのは(BBSご参照)、私の潜在意識が、今日ごろーをなでに行かないと、と思ったからだったのかな? と、ガラにもなくセンチになっています(だったらなんで、ひっぱたいたりしたんだ?(−−;)?)





人間は薄情なもので、そんなことがあっても、しっかり遊びに行きました。

『理由なき反抗』(グローブ座)

ニノの生舞台は観るのが初めてです。

ニノの演技もですが、映像の世界では第一人者の堤幸彦さんが、どういう舞台演出をするのか興味がありました。

スクリーンプレイをうまく使ってあり、「こういう方法もあるのか」と感心したのが半分、あまりにも説明的すぎると思ったのが半分。

この映画、ぼくはいつ観たんだっけ? ずいぶん前で覚えてません。

学生時代だったかも。なんか、ジミー(ジェームズ・ディーン)の追悼連続放映みたいなのをテレビでやってて、その時に『エデンの東』とこれを連チャンで見た気がする。

その時は、『エデンの東』はぐっと来たけど、『理由なき反抗』はぐっと来なかった記憶が。

ストーリーがよくわからなかった。

とにかくこの時初めてちゃんとジェームズ・ディーンを観たのだけど、若い有望な俳優が出てくると必ずといっていいほど「第二のジミー」と言われるほどのご本尊を見て、「こんなもん?」と思った記憶がある(小森のおばちゃま、ごめんなさい)

『理由なき反抗』は、苛められっ子のプレイトーの方がむしろ主役なんじゃないの? と思ったし。

ただ、ラストシーンでジム(ジェームズ・ディーン)が、「弾は抜いたんだ!」と泣き叫ぶシーンが、とにかく印象に残っていた。

今回あえて映画は反芻しないで行きました。

堤さんの演出が親切だったのもあるかもしれないけど、今回は非常によくストーリーが理解できた。

不思議なことに、ぼくは親たちやレイ(刑事)に感情移入するな、きっと。年も年だし、と自分で思い込んで行ったクセに、思いっきりプレイトーに、そしてジムの気持ちにシンクロしながら観てしまった。

永遠のセブンティーンなのかもしれん☆\(−−;)つけあがるな

いや違う。ニノと豊永利行くん(プレイトーを演った子)がむちゃくちゃ良かったのだ。

今回の出演者、ぼくは最近不勉強であんまり知らない方ばっかりだったのだが、皆さんおしなべて良く(郭智博くんのセリフがいまいちだったかな。ルックスはとても役に合ってたんだけど)、だけどその中でもダントツにニノと豊永くんが良くてびっくりした。

ニノはすごくいい俳優だってことを知った。

今まではドラマや映画でしかニノを知らなかったことを後悔した。

最初は、猫背や上目遣い、大人たちと対峙する時のイライラっとした感じがジミーそっくりのニノを観て、「映画を観すぎたのか?」と思ったのだが、プログラムを読むと、なんとニノは映画を観てないらしい!(その後、上演までの間に観たかもしれない、観てないかもしれない)

天性のものなのか、堤さんの演出をスイスイと吸い取ってるのかわからないが、ニノ、大したヤツだ( ̄^ ̄;)

彼こそ本物の「永遠のセブンティーン」である(諦観)

それにしてもほっそいなーニノ。これにもびっくりだった。


←ではまた明日


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