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St. A3Dayプチ連載
2008年06月06日(金)

特攻☆天女に食いついて来る方がおられるとは(笑)。
Hるさんありがとうございました。

えー、ところでみなさん、St.A3Dayって覚えてらっしゃいますか?
そうです、エーサンを沢山読みたいガブが、「エーサンください!」と図々しくも広く読者の皆様におねだりし、これはガブさんを喜ばせるための企画ですから!と堂々と言いきって、自分はほとんど何もせぬまま入れ食い状態ウハウハだったあの祭りです。
2006年の企画に至っては、ガブも書くから頂戴!!と言いながら、結局書かずじまい。いや詐欺ですからそれ。

去年はスルーでしたが、今年はひっそりと、リハビリもかねてプチ連載でもしてみようかなと…。
どうか生温い目で見守ってやって下さい。
…実は、2006年に途中まで書きかけたやつだったりするんですけど。
何故か初めていらして下さる方の8割は、これが一番好きと言って下さるmatter〜の2人です。
エースが超カッコ悪いですけど…イメージ崩れたらごめんなさい。や、元からカッコ悪いか、あのエースは。

◇ ◇ ◇ ◇



こじんまりとしたレストランの前に小さなバンを停め、エースは車を降りた。
ここはエースの恋人がオーナーを勤める店だ。仕事の合間、近くを通ったついでにふと彼の顔が見たくなり、すこし回り道をした。
オープンから間もなく一年、たった三人の従業員で切り盛りしている小さな店だが、味がいいと次第に評判が広がって常連も付き、今ではピーク時には大抵満席になるくらい軌道に乗ってきた。中には金髪美人のオーナー目当ての客(それも男女両方)もいたりして、エースにしてみれば、中々に穏やかではいられないところなのだが。

格子に組んだ木の桟にガラスをはめ込んだドアから店の中を覗き込んで、エースは「おや?」と首を傾げる。
午後三時過ぎ。普段ならばもうサンジが店にやってきて、開店の準備を始めている時間だ。なのに、店の中は随分と薄暗い。
首をひねりながらドアに手をかけると、鍵は開いていた。どうやら出勤はしているらしい。
中に入って薄暗い店内に目を凝らす。開いたドアから切れ込んだ西日が、コンクリートの床を斜めに照らす。狭い店内を見回すまでもなく、カウンターの前に踞る人影に気付いた。
やがて、暗さに慣れた目にその人影の様子が明らかになり、エースは頭を鈍器で殴られたような衝撃を受けて、絶句した。
何故って。
愛しい愛しい恋人が、しどけない姿で他の男の腕に抱かれていたのだ。

男はこの店の従業員のコーザだった。
サンジは、床に座り込んだコーザの肩口に顔をうずめるようにして、完全にその身を預けていた。男の両腕が、そんな彼の細い身体をしっかりと抱きしめている。
頭の中が真っ白になって、エースはその場に立ち尽くした。


◇ ◇ ◇ ◇



…え、短い?だってプチ連載だから…。

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