風俗小咄
2006年01月24日(火)
お久しぶりです。 先日に引き続き、今度は胃をやられたガブ、もう吐くもんないってのに、ってくらい吐きまくってヘロヘロです。もう年なんだから節制しろっつー天からの声か!?
そんなヘロヘロの中、ちょっと最近更新ないじゃん!ってことで、小咄。 昔日記でちらりと書いた、風俗エーサンネタです。
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抑えた照明の中では、それなりに豪奢に見えなくもない、しかし正直言って、趣味がいいとは言えない部屋に、グチグチと濡れた音が響く。 「あ…あん…エース…ねえ…ねえ、お願い、ちょっとだけ…ちょっとだけ入れて…」 「駄目だ、今ホンバンやっちまったら仕事にならねェだろ」 部屋の中央にある大きなベッドの上では二人の人影が蠢いていた。 薄暗い部屋の中で、浮き上がる程に白い肌を惜しげもなく晒し、全裸でうつぶせになっている青年に、こちらはきっちりと黒尽くめのスーツを着込んだ黒髪の男が覆い被さっている。 「アッ、アッ、エースっ…でちゃう」 「ちったぁ我慢しろよ、サンジ」 サンジと呼ばれた青年は、黒服の男に向かって腰だけを高く上げた姿勢で、切なげな声を上げ続けていた。彼の形のいい尻の間には、先程から男の濡れた指が出入りしている。
ここは完全会員制の売春クラブだ。 金髪の青年は、この店のナンバーワン、サンジ。 会員に名を連ねる金持ちのヒヒジジィ達が、一晩彼を好きにするために、莫大な金を払う。 どうにもパッとしなかった店だったが、彼のおかげでいきなり客層が上がった。 売れっ子のサンジが客を取るのは、一日に一人だけ。それも一日おきの週に3、4回。 そして、黒服の男はエース。着衣の上からでも判る、逞しい体つきの男は、このクラブの商品である男女達の教育係だ。
この店にやって来る男女の理由は様々だ。身を持ち崩してやってくる人間もいれば、本当に趣味でやっているやつもいる。 しかし、サンジがここで働いている理由は、ひとえにエースに惚れているからだ。 店に借金があるわけでもなく、ここをやめて足を洗うなり、他に行くなりするのは彼の自由なのだ。サンジをどうあっても手放したくない店側は、客を取っていない時間は、エースをできるだけ彼に付ききりにさせ、働く時間も相当自由にさせるという条件で、彼を店につなぎ止めている。
「ねえ、お願い、エースの口でさせて」 シーツに肘を付き、身体を捻って振り返ると、サンジは切なげな目で訴える。ちょっとした仕草にも、男を狂わす艶がある。 しかしエースは手を休める事なく、そっけなく返す。 「駄目だって言ってんだろ、お前フェラしてるだけでイっちまうじゃねーか」 「意地悪!…あっ、あっ…!」 光沢のあるワインレッドのサテンのシーツに金色の髪をパサパサと散らし身悶えるサンジに対し、エースはあくまで事務的だった。これから客を取るサンジが傷つかないよう、「下拵え」を施してるのだ。あくまで仕事である。 「…じゃあキス」 拗ねた子供の様な口調で食い下がるサンジに、エースは溜め息を吐く。 「…まあ、そろそろいいか」 「あ…ん」 すっかり柔らかくなったサンジの中から指を引き抜くと、用意していたタオルで濡れた手を拭う。 ぽい、とタオルをベッド脇に放り投げると、仰向けになって両手を差し伸べて来るサンジに覆い被さった。 「ん…」 白い腕が、待ちかねた様にエースの首に絡み付く。 舌で唇をなぞられただけで、ぞくりと背を震わせたサンジは、喘ぐように口を開く。ねっとりと侵入してきた器用な舌に上顎をなぞられて、鼻から抜ける声を上げてエースのスーツに爪を立てる。 「ん…ん…あふ」 キスに熱中しながら、勃ち上がった性器をスラックスに擦り付けて来る彼に、エースはキスを終わらせて身体を離す。 「あ…ん…!」 とたんに不満そうな声を上げ、しがみついて来ようとするサンジを制して、ベッドの端に腰掛ける。 「こら、これだけでイっちまうなよ」 「そんな簡単にイクかっての、俺はプロだぜ」 「よく言う、トロットロの顔しやがって」 すこし柔らかくなった口調でくしゃりと髪を撫でられて、やや機嫌を直したらしいサンジは、乱れた髪を手櫛で直しながら上目遣いでエースを見上げる。 「ねえ…後でしてくれる?」 「ちゃんと仕事したらな」 「するよ!」 拗ねたふりで唇を尖らせるサンジにもう一度軽くキスをすると、エースは仕事モードの顔になって立ち上がった。 「30分後に客が入る。常連のRだ。夢中になると少し乱暴になるからな、ヤバそうだったらお前がうまくコントロールしろよ」 サンジの後ろを新しいタオルで拭い、小さな下着を放り投げる。かろうじて局部を隠すだけのそれを身につけた彼に、光沢のあるシルクのガウンを着せてやる。 「うん、ちゃんと見ててね、エース」 「ああ」 部屋には客には判らないように、監視モニターがついている。過去に禁じられているSMまがいのプレイをして、店の女の子をあやうく殺しかけたバカがいたのだ。 きゅっとガウンの紐を縛り、襟元を直すと、少し後ろに下がって全身を検分する。 「よし、イイ声で鳴いて、ヒヒジジィを骨抜きにしてやれ」 「まかせとけ」 上目遣いでにやりと笑う顔は、先程までの甘えた子供の様な顔とはうって変わって、ひどく小悪魔じみていた。
続く ----------------------------------------
風俗店の内部事情をよく知らないので、色々変だとは思いますが…まああれだ、きっと現代のグランドラインなんでしょう。 店は決して高級な感じではないのです、どっかパッとしない店。 いきなりもの凄い稼ぎ頭が現れて、あわわ、どうしよう!とかしてるかんじの。
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