お詫び小咄
2004年10月01日(金)
仕事が忙しくて全然更新してる余裕がありませんよ! 明後日休みだから、なんとか連載一話で放置しているあの話を…あー、タイトルなんだっけ?(うおい!)
なんかこう焦りにかられ、なんか出せるモンは無いかと過去ファイルを漁ったら、あんま手を入れないで出せそうなのがこれだけだった。 以下エーサン小咄ですが、女の陰あり。
ダメな人はスルーしてくだせえ。
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サンジは女物のヒラヒラしたガウンを羽織って、ベッドの上で膝を抱えてうずくまっていた。
「どうしたの、それ」 「…ロージーのなんだ」 「ロージー?」 「うん…ロージーの置き土産」 「そう」 「死んじゃったけどね」 「そうか」 「…うん………俺が殺した」
床に血まみれの男女の死体。 この島に着いて、サンジが一週間通い詰めた女は、賞金稼ぎである自分の男にサンジを売った。 街中で見つけた見知った姿に声をかけようとした時、彼の様子を伺う不振な男に気付いたエースは、そのまま後をつけた。 この部屋に乗り込んで来た時には全てが終わっていた。 サンジが女に手を下すとも思えない。彼女の胸に刺さったままの大型のナイフは恐らく事故か、男にやられたか、それとも絶望して自ら命を断ったのか。どちらにしても、彼にしてみれば同じ事だろう。
「でも俺は、その人じゃ無くて、サンジが生きててくれてよかった」 狭い部屋の戸口に立ったまま、エースは静かに声をかける。 「人間なんて、みんな自分の都合最優先で生きてるよな。俺は惚れた女をこの手にかけても生きる事を選んだ。そして、あんたは俺が生き延びて嬉しい。おめでとう!おれたちの利害は一致した!」 妙にはしゃいだ声で言いながら、サンジは勢いを付けて立ち上がる。 挑むような目で見つめられて、エースはゆっくりとサンジに歩み寄る。ブーツが躊躇無く血だまりに踏み込むのを見たサンジの表情が歪む。 俯いていく金色の頭に手を添えて、そっと自分の肩に顔を伏せさせる。 柔らかい髪に唇を寄せて、まるでずっとここで自分を待っていた情人に語りかけるように、甘い声で囁く。 「綺麗だね。キミに良く似合うよ」 「…いつもこのガウンを着て、窓から通りを見下ろして、俺が来るのを待ってたんだ」 疲れたような、平淡で乾いた声。 「そんな風なのって、所詮俺には望めない関係だってわかってた」 それでも、こんな終わり方をするはずではなかったのだ。 「俺が愛してやるよ」 少しづつ体重を預けてくる身体を受け止めて、きつく抱き締める。
長い沈黙の後、くぐもった聞き取りにくい声で、彼は呟いた。 「じゃあ俺は、あの船の上から海を見つめながら、ずっとあんたの事待ってるよ」
私にしては珍しくない?え、そんなこともない? この話書いてる時、頭の中でなってた曲が、Rosie, don't you know don't you know love you so.て曲だったんで、ロージーって付けたんですが、ハテ、誰の曲だったっけかね?
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