聖夜の小咄番外
2003年12月24日(水)
皆様メリークリスマスー!!
イブの夜、いかがお過ごしですか? ガブはといえば、更新作業してるくらいですから、推して知るべしってなもんですな。
ところで昨日公開したトップ画像を見て、メリッサさんがちょっと切ないメールをくれました。 そう、ある意味死にネタ? 朝っぱらからあんまり悲しかったんで、無理くりハッピーな方向へ軌道修正。 それにメリッサさんがさらにネタをかぶせてくれたので、ちょうどいいからこれをクリスマスネタにしちゃれ。
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ひとりぼっちのあひるにお友達ができました。 スノーマンさんです。 前の晩、たくさん雪が降った翌朝、スノーマンさんはご近所のお家の庭に突然現れました。 スノーマンさんはとても大きくて、まだ小さなあひるは、立て掛けてあるスコップによじ登らなければ彼の顔がちゃんと見えないくらいでした。 お友達ができたから、もうさびしくないよ。 またあした、遊ぼうね。
夕方、あひるがおやすみをいいにお庭に行くと、スノーマンさんの姿はどこにもありませんでした。「????」 その日はとてもお天気のいい日でした。 スノーマンさんは太陽の日射しを浴びて、すっかり解けてしまったのです。 でもまだ小さなあひるには、理解できません。 あひるは一生懸命スノーマンさんを探します。 「????」 必死に捜しまわって、あひるがやっと見つけたのは、スノーマンさんの帽子だけ。 あひるのつぶらな瞳から涙がひとつぶこぼれ落ちます。 空には金星が輝いていました。
疲れきったあひるが、スノーマンさんの帽子の中でうとうとしてると、頭の上から声がしました。 「あー、溶けちまったか、今日はいい天気だったからなー」 あひるが顔を上げると、そこには人間の男の人が立っていました。
男は帽子に手をのばします。慌てて逃げようとしたあひるですが、 「あれ、なんだお前」 ひょいと帽子ごと持ち上げられてしまいました。 びっくりして怖くて、あひるはわたわたと男の手の中で暴れます。 しかし、所詮は小さい子あひるです。とても逃れる事などできません。 「ちっちゃいなー、どうした、仲間とはぐれたか?」 その人間のお兄さんの声はとても優しいです。 そして、顔を見ればなんだかあのスノーマンさんに似ているような気がします。 「俺と一緒にくるか?」 男はにっと笑ってあひるをそっとポケットに入れました。 ポケットの中はとても暖かくて、なんだか悲しい気持ちがすこし楽になるようです。

お兄さんのポケットの中でぬくぬくうとうとしていたあひるですが、けたたましい声でぱっちり目が覚めました。 「うわー起きたよ起きたよ!」 叫んでいる人間はきんきらした頭のきれいな人です。 「似てる…」 お兄さんがよくわからない事をつぶやきます。 きれいな人は、あひるのことをたくさんなでてくれました(そのなで方は手羽をひろげたりももを触ったりと少しかわっていましたが)。
あひるはきれいな人とお兄さんと一緒で、もうさびしくも怖くもありませんでした。 その夜はケーキを食べて二人と一羽は川の字で眠りました。 夜の間中雪が降り続いていましたとさ。
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なんちゅーメールをメリッサとやりとり。 どうしたんでしょう、私達。 いつに無くキヨラカなカンジです。メルヘンです。気持ち悪いです。
人間な兄(の靴)、初描き。あひると別々に描いたらなんかパースが変!!変よ!! どーにもこーにもPHOTOSHOPオンリーだとこれが限界です。 手抜きイラですんません。 ペインタでも買うかな。
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