何もしないで家で一人でいると気が狂いそうだ。 誰の為でもなく、自分の為に、自分勝手に書く。
書いておいてナンだけど、読むことをお勧めしません。 こんな事書くのも、みんなに同情して欲しいだけなのかもしれない。 でも、何でもいいから俺を支えて欲しい。 そんな気分です。 今日は、最悪の日だった。
いつもの様に仕事を終えて0時過ぎ。 車で彼女の家に向かう。 いつもならこんな時間に行かないし、2〜3日連絡取れないなんて良くある事。 でも、この日は行かなきゃいけない気がしたんだ。 もちろん、行ったら普通に寝てて、「こんな時間に来るな」って怒られる事も想定してたんだ、でも、今思うと理由は分らないけど、最悪の状況を車の中でシミュレーションしてたんだ。 だから、119ではなく110にダイヤルしたんだよ。 110に電話して、「何で死んでるって分るんですか」と言われてはっとした。 俺は、初めから助ける気無かったんじゃないか? もちろん、見た目で分る状況だったんだよ。 でも、床に突っ伏してるあいつを起こしてやる事すら出来なかった。 それどころか、事前にシミュレーションが効いたのか、冷静に電話して状況を説明してたんだよ。 「何でそれで死んでるって分るんですか?」 「救急車を呼びますか?」 と言われて、はっとした。 急に鼓動が激しくなって、涙が止まらなくなった。 でも、それは悲しかったんじゃない。 俺は、自分の冷静さに頭がおかしくなりそうだった。 警察と救急が来るまでの間、俺は玄関に逃げて、自分の冷酷さを責めながら、それを詫びていた、俺は「許してくれ」と泣いていたんだ。 悲しかったんじゃない、自分の為に泣いていたんだ。 警察の救急のサイレンが聞こえたとき、俺は救われた気がした。 その場を警察と救急に明け渡した。 最低だ。
心細かったろうに、誰よりも先に、俺は抱きしめてやるべきだったんじゃないか。 「よくがんばったね」ってほめてやるべきだったんじゃないか。 おれは、顔すら見れなかった。 茶褐色に乾いた、大きな血だまりのなかに突っ伏している後姿、 俺の知ってる手触りと違うあの手触りと、 湿ったトレーナーの感覚を俺は絶対に忘れない。 これは、俺に与えられた罰だから。 最悪最低の俺に与えられた罰だから。
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