昨日のつづき。

帰りにＳＡに寄りました。
もう、すっかり日も暮れていました。
天気予報通り、冷え込んで来ました。

駐輪場にバイクを止めました。

すると、

３匹のネコが寄って来ます。
白黒のデカイのが引きと、ミケと白地にグレーの模様。
野良猫でしたが、毛並みも綺麗でした。

”ナンだ、ナンだ？”と思っていると
３匹ともバイクにすり寄って来ます。

どうも、エンジンの余熱で暖をとってる様です。
トイレに行って戻ってくると、他のバイクにすり寄ってました。

”賢いねぇ”

少し離れたベンチに座り、タバコを吸っていました。
しばらくして、ネコを探すと、見当たりません。

すると、足下で”ニァ”と声がします。
覗き込むと、さっきのネコが居ます。

見回すと、足下に２匹、後ろに１匹居ます。

”すまんぁ、食い物は持って無いよ”

しばらくベンチに座ってましたが、新たなバイクも
来なかったので、すーっと、近くに居ました。

触ろうと思えば触れたのですが、例のごとく、
生き物は苦手なので触れませんでした。

苦手なのであって、嫌いではナイのですが・・・

缶コーヒーを買いに行き、今度はバイクの近くで段差に腰掛けてました。

しばらく考え事をしながら、コーヒーをすすってました。

すると、また”ニァ”と声がします。
振り返ると、背中に２匹、左に１匹座って毛繕いしてます。

”ナンだ、ナンだぁ？”

私から、オイシイニオイでもしてるのでしょうか？

ま、悪い気もしません。

何ともカワイイやつらではナイか。
ちょっと嬉しくなって来ました。

ん？

コイツら、俺を風除けに使ってる！

て、テメエら・・・

しかし、私の回りで丸まってる姿を見ると、
追い払う気にもなれず・・・

まっ、それもイイか。

しばらく、そのまま、その場で”ぼっー”としてました。

しかし、私が寒くなって来ました。

”そろそろ帰るぞ”と思いつつ、腰を上げようとしたら
長い時間私が動かなかったので、安心したのか、背中のネコが
私に寄り掛かって丸まっています。

真後ろなので、見れませんが、背中に感じます。

うっ、動けん。。。

しょうがない（？）ので、寒さを我慢しつつ
結局、１時間くらいＳＡに居ました。

しかし、

別れは突然やって来ます。

あっ、ネコちゃんだぁー

そう言いながら、女子大生風オネーサンが３人やって来ました。

ふっ、
甘いな、ネーチャン。
俺とコイツらの間には、強い絆がアルのサ。

そうだろ、オマエら！

振り返ると、３匹は一目散に、オネーサンへ走りよって行きました。

テ、テメエら・・・

怒りに打ち震える（？）拳をブローブにしまい。
その場を後にしました。

オレもオネーサンに
可愛がって欲しい！

やっぱ、ネコ、嫌いだ。





































しかし、

結局触れなかったナァ・・・

何度か手を伸ばしたのですが、”あ、何？”って顔して
コッチを見るので、その度に”な、何でもナイです”と
手を引っ込めてしまいました。

寒かったですが、暖かでした。
ちょっとペットを飼う人の気持ちが分かった気がします。