「うーん、今日も何もしなかったナ」
起きてから、ぐずぐずしてたら夜になっちまった。 ”起きてから”と言うよりも、寝たり起きたりの繰り返し。
「CDを返しに行くかな」
クルマのエンジンを掛ける、1週間ぶりに掛けるエンジンは 「ボヘッ、ボヘッ」とナサケナイ音を立てる。 アイドリングがバラつく。 今にも止まってしまいそうだ。
「コイツ、グズってやがる」
そうなんですよ、コイツ、乗ってやらないとグズるんです。 それも、回してやらないとダメ。
今思えば、この時から下腹部に違和感がありましたねぇ。
CDを返し終わって悩む。
「ちょっと、回してやろうかな」
でも、霧が出てきていた。 この辺で霧が出てるときは、山でも霧が出てるコトが多い。 とはいえ、首都高に出る気もしないナァ。
と、言うわけで保○ヶ谷BPに出る。
ブーストのチェック。 水温のチェック。 クラッチとシフトのチェック。
最近、クラッチの寿命が近づいている様で、感触がおかしい。 それにシフトの入りも渋い。
ブーストはOK、0.9キッチリ掛かる。 水温も80台、優秀、優秀。 シフトの渋さも、温まって来ると大丈夫。 まあ、これはしょうがないカナ。
クラッチは、いよいよダメみたい。 ラフに繋ぐと、ワンテンポ遅れて繋がるカンジ。
保○ヶ谷BPを折り返す。
その頃になると、腹部に鈍い痛みが走る。 「そーいえば、今日牛乳飲んでたナァ」 お腹がゴロゴロし始める。
こりゃマズイ。
アクセルを踏み込む。
前が詰まってたので、左から抜く。
抜くときに「ん?」と思う。 赤いロードスターに気がつく。 でも、「まさかね」と思い、走り去る。
が、信号でロードスターが後ろにつく。
ナンバーが移動してる。 ポジションは白色。 赤いロードスター。 そういえば、ロールバー(?)も付いてたナァ。
ドライバーの姿が隣のGSの明かりに照らされて、ぼんやり見える。
「けっこうゴツイな」(←失礼しましたぁ!)
それなのに、信号が青になると加速してみる。 クラッチが気になってたので、わざとラフに繋ぐ。 やっぱり、ワンテンポ遅れる。 遅れて「ガン」と振動も来る。
こりゃ、デフかPPFもマズイかなぁ。
さすが10年選手。 おまけに、保○ヶ谷走ってる間に9万キロ超えた。 そりゃ、アカンわな。 完全に、ボディーの旬は過ぎ去った。 そういえば、最近ギシギシ言うようになってキタな。
でもって、家路に急ぐ。 だって、腹がキュルキュル言ってる。 マ、マズイ。
後ろのロードスターは、「もしや」から「たぶん」に変わってました。 クルマ止めてお話でも・・・と思いましたが お腹が、それを許しません。
別れ際にハーザード焚くのを見てパッシング。 ”ああ、やっぱそうだったんだなぁ”と思う。
が、
お腹の緊急度はマックスではないけど、第2種戦闘体制ぐらい。 「各員持ち場にて待機!」って勢い。(そんなんじゃ、分からんか?)
家路に急ぐ。
FDは、プラグが焼けたのか元気になった。 さっきまでグスっていたのが嘘の様だ。 アイドリングは安定して”ボッ、ボッ、ボッ”と軽やかだ。
10年落ち、9万キロ走行のFDは、夜の街を軽やかに力強く加速してゆく。
我が家のトイレに向かって・・・
ちゃんと間に合ったですヨ。
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