エンターテイメント日誌

2004年12月04日(土) 師も走る!映画落ち穂拾い

今まで書き損ねていたレビューを一挙大放出。

「ヘルボーイ」評価:C
…赤鬼の映画。タイトルロールを演じるロン・パールマンは味があって良いのだが、如何せん物語が中途半端で尻すぼみ。特に半魚人というユニークなキャラクターが活かされていなかったのが痛い。

「ディープ・ブルー」評価:C
…まるで母なる海に抱かれているような心地よさ。リラックスする余り、眠くなるのが欠点か。さすがBBC製作のドキュメンタリーだけ合ってその取材力は大したものなのだが、所詮リュック・ベッソンが監督した「アトランティス」の二番煎じなんだよね。
誇り高き天下のベルリン・フィルがサウンドトラックを担当したのには驚いた!よくぞここまで変貌したものだ。サイモン・ラトルが音楽監督になってからベルリン・フィルは一皮むけたよなぁ。

「砂と霧の家」評価:C+
…ギリシャ悲劇を想わせるような重厚さ(別の言い方をするなら重苦しさ)。登場人物がことごとく不幸になるという意味では、ドリームワークス作品でありながら実に非ハリウッド的作品である。ヴァディム・パールマン監督はウクライナ(旧ソ連)のキエフ出身だとか。ただ、この救いのないお話が受け入れられるかどうかで評価が分かれるだろう。ジェニファー・コネリーの際どいサービスショットは意外な収穫。

「フォッグ・オブ・ウォー/マクナマラ元米国防長官の告白. 」評価:B
…老人の自慢話。「あの懸案事項は俺の手柄で解決した。」と吹聴しながら、自己の戦争責任を問われると、大統領など上司に責任転嫁するマクナマラの行為が実に人間的で微笑ましい。これは実にユニークな人物を人間観察した記録である。それにしても、低予算のドキュメンタリー映画にミニマル・ミュージックの巨匠(←クリック)フィリップ・グラスが音楽を提供しているなんて、実に贅沢な話だ。

「ソウSAW」評価:D+
…虚仮威し。中身は空っぽ。悪趣味。胸くそ悪い。
プロットの意外性だけ評価する。


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雅哉 [MAIL] [HOMEPAGE]