東京の片隅から
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「中国怪談集」(中野美代子・武田雅哉編)読了。 「怪談」と銘打っているが、民話的な「怪談」だけではなくフィクションも含まれる。 後半「五人少女天国行」の原作小説が出てきたり、「阿Q正伝」が出てきたりしたところで、霊の怖さというよりも人間の怖さに注視したんだろうな、と思ったんだけど、最後が天安門事件の当局記者会見。うわぁ。 これ、大丈夫なんですかね・・・わかる人にしかわからないだろうけど、本一冊通して読むとああこういう概念のもとにあの社会は動いているんだ・・・となるわけです。 読後がめっちゃこわかった。
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