東京の片隅から
目次きのうあした


2021年11月28日(日) 朝ドラ今昔

最近、昔の朝ドラを再放送している。ときどき目に入るのだが、今のものと比べるとドラマの作り方がずいぶん違うなぁと感じる。
まず、新人女優の登竜門だった時代が長いので、主演があまり上手くない。その分脇で締める感じ。
台詞が説明調で長い。リアルな言葉でなく、劇としての言葉遣いなので、少し仰々しい。台詞とナレーションですべて説明するので、演技の「間」があまりない。
あと、ストーリーが単線。主役に重点が置かれ、脇役はあくまで脇役。スピンオフが生まれる余地もない。伏線もあまりないように感じる。考察班は生まれない。
つまり、ながら見ができて、一日飛ばしたとしても次の日に説明されるのでなんとかなって、全部説明してくれるから視聴者が頭を使わなくてもいい、ということなのだろうなぁ。
まぁ昔はどのドラマでもそうだったのだろう。
夜のドラマに複雑さが導入され、それが他の時間帯に波及し、一本調子の朝ドラがつまらないと批判され、かといって複雑にすれば考察班やアンチのターゲットになる。
もういっそのこと、朝ドラはやめてもいいんだろうな、と思う。いまのままだと単なる嫁いびりじゃん。


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