東京の片隅から
目次きのうあした


2021年11月21日(日) 舞台度胸

そういえば、学習発表会(学芸会)といえば劇というイメージもあるけど、あれは学校側からすると結構難物らしい。
正直今の学習指導要領では劇をやるのはかなり厳しいですという正直なコメントを、PTA本部の時に学校側との懇談で聞いた。
合唱合奏は音楽として扱える。
しかし、いわゆる「演劇」という教科はないので、どこかの教科にこじつけて時間数を割り振らなければならないらしい。台詞覚えを国語に、小道具大道具づくりを図工に、体育館を使った練習を体育に当てはめたりしてやりくりしているとのこと。
劇は配役も難しい。小規模校なら一人一役も可能だが、中規模以上になると場面毎の役交代などで全員を出すか、モブを増やすか、完全に出演者大道具小道具部隊の分業にするか。練習時間も必要であり、大道具小道具も作らなければならない。苦労した分の達成感はあるが、しわ寄せが大きすぎて今後どの学校でも劇は減る方向になるのではないかとベテランの先生はおっしゃっていた。
個人的には役が付くのは大嫌いだったので大歓迎だが、ああいうステージでみんなの視線を浴びる経験はなにがしかあったほうがいいんだろうし、結構悩ましい。


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