東京の片隅から
目次きのうあした


2021年10月06日(水) ロック/ポップ

ところで、女性ファンには音楽がわからないという雰囲気がロック雑誌の一部編集者にはあるけど、ピアノなど音楽系の習いごとをしているのは圧倒的に女性な訳で、「音楽」という意味で言えば女性の方が解像度が高いのではないかと思っている。
どうせ顔でしょって?女性アーティストのきわどい衣装に盛り上がってるのはそっちも同じだろうと。
こういうのは、女性アイドルに夢中な同級生たちとは俺は違うんだぜ、と逆張りしていたのが根本にあるのだろうか。

エゾロックかなんかの感想対談で、客がロックだけじゃなくていわゆるポップスのミュージシャンのステージにもたくさん押しかけてサビで手を振り上げて大合唱していたのに吃驚した、というニュアンスのコメントがあって、いやそんな珍しくないだろう、メジャーアーティストだったら1曲くらいは知っている曲があるだろうから興味半分でも見に行くだろうし、盛り上がるところなら手も振り上がるしサビも一緒に歌うだろう、そんなにロックだポップスだと区別してロック選民思想全開なのはそこのひねくれた編集者だけだから、と思ったことを思い出す。
ミリオンヒットは、みんなの心に響くからミリオンヒットなんだぜ。
それが特典商法でも、欲しいと思う人がそれだけいること、売れることで街で耳にする回数が増えること、売れるから潤沢に予算が付くこと、いい作詞家作曲家に依頼できること、結果クオリティが上がるというスパイラルだ。自分が好きなものは売れない、売れてないけど好き、そういう厳然たる事実(うっ胸が・・・)と、あのアイドルの最新曲いいよね、というのは両立すると思うんだよなぁ。


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