東京の片隅から
目次きのうあした


2021年02月12日(金) 栄枯盛衰

大学生の頃、人気がある企業と言えばJTBだった。特に女子に。華やかなイメージがあったことと、採用人数が多かったからだと思う。そりゃあんなにあちこちに支店があれば採用数は多いだろう。私は接客業は向いていないと思ったので最初から考えていなかった。部活で交流のあった他大学の先輩がどこだかの内定を蹴ってJTBに決めた、と聞いたときはそんなに人気があったんだと実感したくらい。
あまり旅行代理店を使う人間ではないが、それでもツアーで行くときはまず最初にJTBでパンフレットをもらう。だいたいどこにでもツアーがあり、集客力があるからか催行される可能性が高い。敦煌に行ったときは、同じ日程の他社ツアー(JTBよりちょっといいところがあった)が流れて最終的にJTBに集まった人が何人もいた、という笑い話もあった。
会社の勤続記念で旅行券をもらったときも窓口に行ってこの予算で母子で旅行できて旅行券を使い切れるところ、とざっくりした説明で宿と交通手段を組んでもらったときは流石プロだなぁと感心した。
いまはそういう使い方をする人も少ないのだろうけど、でもこれまで培ってきた団体旅行への強みはなくならないだろう。それでもかつての人気業界が苦戦しているのを見ると、花形産業は移り変わるものだなぁと思う。


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