東京の片隅から
目次|きのう|あした
通院。血液検査で大量に採血。私の血管は取りやすいらしく、どんどん血が吹き出る。注射管の中に吹き出す赤い液体をついじっと見てしまう。 このところ続いている胃の不快感について、薬を飲んでもいいか聞きそびれた。いわゆるつわりってやつだ。前回の時よりも症状が強い気もするが、たぶん世間一般から見たらないに等しいのだろうと思う。実際、私の場合「食べたくない」と「食べられない」は全く別のもので、食べたくなくても食べろと言われれば、それなりに食べることが出来る。 以前この日記でHTLV-1というウイルスに感染している、と書いた記憶があるが、今回再検査して、なぜか陰性になっていた。前回の2度の検査は何だったのだろうか。連日眠れないくらい悩んだのはなんだったのだろうか。 先生から検査結果を聴かされたとき、目が点になった。鳩が豆鉄砲を食らったような、という表現はこういうときにこそ使うのだろうな、とあとで昼食を摂りながら思った。
午後、映画を見る。台湾映画「一年之初」。年末年始の風景をオムニバス風に切り取って、さかのぼっていく。かなり実験的な映画。 登場人物が皆カタギじゃない感じ。悩める映画監督、その下で働く気の利かないスタッフ、不法移民のヤクザ、その親分、それと取り引きする運び屋とその彼女と彼女の友人。バラバラに見える話が最後にすべてつながっていくのだが、時計が逆回りなので、人間関係の把握に手間取る。 登場人物の「すべてニセモノだ」という言葉は、監督の代弁か。台湾そのものを指しているのか。 最後の最後で寝てしまい、結末はわかったのだが、主人公のモノローグを見損ねたので、映画の核心はつかめていないかもしれない。
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