森博嗣版「トーマの心臓」読了。感傷を廃した極めて硬質な男性的な文章。現在の萩尾望都が好きなら、これは受け入れられるのだろうけど、原作ファンにはつまらないかもしれない。舞台を日本に移したのはともかく、舞台がおそらく大学であり、登場人物の年齢を上げてしまったことで、思春期の不安定さ・揺れがかき消されてしまったように思う。2次創作というかパロディというか、これはこれ、それはそれとして、とにかく別物として考えた方が精神的にいいようだ。