東京の片隅から
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2008年11月12日(水) トウキョウソナタあるいは明日の迎え方

「トウキョウソナタ」を見た。
久しぶりの黒沢清、この雰囲気はホラーものよりも敢えて言うならば「ニンゲン合格」に近いのか。暖かいような冷たいような怖いような優しいような。
香川照之の父親役ははまり役。本人は大人になっているつもりでも大人になりきれていない感じ、おそらく「ああはなりたくはない」と思っている父親そっくりになってしまうタイプの男だ(笑)しかも自覚していない(笑笑)悪あがきする役にはぴったり。
小泉今日子の母親役というのはやや違和感があったが、地に足がついているようで「あちら側」を見ているオンナの役としては、はまり役なのかもしれない。
子役2人は所見だが、父親には反抗しつつもマザコン気味の長男、一人冷めた目で家族を眺めている次男、それぞれあっていると思う。

そのまま続いていくと思っていた日常がある日断ち切られてしまったときに、どうするのか。
「あの向こうに見えるのは陸かしら」とつぶやく小泉、「俺には何も見えない」と絶叫する役所。その対比が非常事態に対する男女の感覚の差に思えて興味深かった。
男女の恋愛経験って女性は上書きで男性は別フォルダ保存(爆)って言う話を聞いたことがあるけど、まさにそんな感じ。


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