東京の片隅から
目次|きのう|あした
| 2008年10月29日(水) |
ヴィルヘルム・ハンマースホイ展 |
上野の国立西洋美術館で開催されているヴィルヘルム・ハンマースホイ展へ行って来た。 フェルメールや大琳派へ向かう人はすごいが、ハンマースホイはマイナーなこともあってがらがら。思ったよりは混んでいたが(笑) 人が少なくて見やすかった。
ハンマースホイが描いたのは、写実の静物画、人物画、風景画なのだが、限りなくモノクロームの画面の中の人物は生者だか死者だかはたまた幽霊だか、という感じだし、風景画には人の姿がない。現実を描きながらもどこか非現実的な匂いが漂うのがちょっと不気味で、それはそれで私にとってはかなり魅力的。 マグリットや野又穣と似た匂いがするかなぁ、上手く説明できないけど。 色調はワイエスにも似ているが、あちらの狼のような厳しさとはまた違う感じ。ワイエスが狼ならハンマースホイは夜の梟のような。 映画「バベットの晩餐会」を思い出した。あれもデンマークだったかスウェーデンだったか。画面の中の人物が黒のワンピースを着ていたので、それで連想したのだろう。
誰もいない室内を描いた作品の扉の向こうに、高校時代の美術の授業で講堂の小屋裏にこもって絵を描いていたことを思い出した。
昼過ぎ、建築現場へ出かける。基礎にコンクリートを流し込む前の検査。一件チャラそうに見える基礎工事業者の兄ちゃんは、実は凄腕だったらしい。「やるねぇ」と褒められて「当たり前じゃないっすか」と答えていた。プロだね。 検査は小1時間ほどで滞りなく終了。明日コンクリートを流すらしい。
|