東京の片隅から
目次きのうあした


2007年06月27日(水) 心残り

会社帰り、電車を待っていたらおばあさんにいきなり話しかけられて、どうやら次の駅で降りるべきところを間違えて降りてしまったらしい。確かにその2つの駅はよく似ているので無理はない。
しかしどうして話しかけるターゲットが、反対方向で電車を待っていた、それも携帯電話の画面を眺めていた私だったのか、それは謎である。
とりあえず自分のうっかりを誰かに話すことで気を紛らせたかった(猫の毛繕いのようなものか・・・)のか、それがたまたま一人でホームにいた化粧っ気のない地味な格好の子どもではない年の同性、といういわゆる「道を聞きやすそうな」タイプの人間がそこにいたから、なのであろうと推測する。
1分くらい世間話のようなものをして別れたが、もうちょっと話し相手になれば良かったかな、と思う気持ちも残った。何よりも「お気をつけて」の一言を言えば良かった、と思ったのだった。それを思い出したのは、自分が電車に乗ってからだった。
彼女にもう会うことはないだろう。言わなければならないときに言うべき言葉が出てこないのがもどかしい。


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