東京の片隅から
目次|きのう|あした
蔡明亮「西瓜」と「楽日」を渋谷イメージフォーラムで見る。 同時期に撮影した2本の映画だが、イメージが対極にあるような映画だ。監督が同じだから同じ匂いも感じるのだが、極彩色のセクシュアリティーとモノクロのセンチメンタルのギャップがすごい。ただ、これまでの蔡明亮の映画をミックスして遠心分離器にかけて両極を取り出すと、「西瓜」と「楽日」になるのだろうと思う。ほとんどの作品は見ているので、違和感は感じなかった。ただし、他人と見に行くことは出来ない(笑)。一人でじっくり見たい映画。 再来週李康生の「迷子」もアンコール上映されるから、有休を取って見に行くつもり。
そういえば、同じ時間帯に2つのスペースでこの蔡映画(台湾)と韓国映画(これもなかなかよさそう)をかけていたのだが、客層があまりにも違っていて面白かった。韓国映画のほうはいかにも韓流から流れてきたとおぼしきおばさまがたとおじさまがたばかり。こちらは、中国語学習者・アート映画好き等、ちょっとマニアックな人々(笑)。
ところで、映画のチケットを買うときに窓口で「楽日」をなんと読むか。映画館の最終日を描いた映画だし、普通に考えると「らくび」なのだが、「らくじつ」と読む人が何人かいて、窓口近くで待っていた私は目が点。「らくじつ」だと夕日が落ちちゃうよ! なんかなぁ、一週間で二度も日本語力の低下に頭を悩ませるとはなぁ。自分の中では「あり得ない」間違いなのだけど、最近の字幕は感じを読めない人が多いからひらがなだらけだそうで、同じ現象なのか・・・?文部科学省は英語教育を云々するよりも小学生に国語を叩き込ませるべきだと思うよ。
|