東京の片隅から
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奈良の妊婦死亡事件、問われるべきは病院の対応と言うよりも、緊急時にどこに搬送するかのシステムが機能していなかった奈良県の対応ではないのか。 当事者になった経験から言うと、自分の病院では処置出来ないと判断した時点で、医師は受け入れ病院リストを片手に片端から電話をかける。私の場合はNICUのある病院だったから、数は限られるし、母親と子どもの両方を受け入れられる体制があるところは少ない。自分の状況でも母親だけなら何とかなるけど保育器の空きがないという理由で何件か断られたように思う。10軒近く問い合わせたのではないだろうか。2時間くらいかかったと思う。結局、子どもが多摩か他県搬送になってもよいという条件で、取りあえず一番規模の大きい病院に受け入れが決まった。 それから救急車が来るまで30分(自力移動出来るのだが定員に余裕がない状態で受け入れてもらうため形式上救急車に乗らなければならなかった・苦笑)、移動に1時間。23区内ですらそれである。ましてや奈良から大阪。大淀から吹田はかなり遠い方ではないか。先日も熊本から福岡まで搬送して死産というケースを聞いたが、そこまでしなければならないって、どういうことなんだろうか。いくら妊娠・出産にリスクがあるからと言っても、割り切れない思いが残る。
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