東京の片隅から
目次|きのう|あした
会社帰り、電車で立っていたら途中の駅でおばちゃんが乗ってきた。 それだけならごく普通の出来事。 でも、どうしても違和感。 それは、開かないドアの方に寄りかかっていた私の正面に、おばちゃんが非常に近く立ったことだった。(・・・日本語がヘン) 普通、私の場合、空いている電車なら、だいたい肘〜手首分だけ、他の人と間隔をあける。それはだいたい30cm。それが私の「間合い」である。それ以上近寄られるとすごく圧迫感を感じるのである。 それは合気道をやる前からなんとなくそうなっていて、それ以上近寄られるとどうしても気持ち悪いのだ。 混んでいる電車では仕方ない。でも、そういうときでも、微妙に目線や体の向きをずらすのが大多数の人だと思う。 そのおばちゃんはあまりにも真っ正面に立ったので、何か思惑があるのだろうかと勘ぐってしまったが、何もないようだった。だから余計気持ち悪いのだった。
身体的な感覚での「間合い」を取れない人間は、心理的な感覚の「間合い」を取れない人だと私は思っている。 偏見は良くないという気持ちもありつつ、このおばちゃんは人の心の中に土足でずかずか上がり込む人なんだろうなという気持ちが終点に着くまで消えなかった。
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