東京の片隅から
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| 2000年12月28日(木) |
今日の困ったちゃん(=客) |
うちの会社はいわゆる「お役所の天下り先確保用財団」なのだが、なぜか仕事納めは28日ではない。5/1を「創立記念日」にしたから、総労働日数をあわせるために1日延ばさなきゃいけないんだそうだ。くだらねえ。 とはいっても、あと1日で休み、仕事は片付けなければならないわ、そんなときにパソコンはとうとうクラッシュして(普段使わないやつなのが幸い)全部再インストールしなけりゃならないわ、仕事納めでアルコールが入って御機嫌になった関係先のおっちゃんから電話はかかってくるわで、結構忙しい。
そんなときに、困ったちゃんが出現した。
困ったちゃんは、一応お客さまである。とはいってもかなりの問題児。 うちの会社は電気系の試験を請け負ったりすることもあり、一応技術相談なども受け付けるのだが、作り方が良く分からないのに製品を作ってきたり質問を送ってきたりする。 しかもたいていの場合、「今日中に文書で結果を出せ」と言う無理難題。自分の会社でもできないことを相手に要求するのは無理です(笑)。 今回も秋口から何だかよく意図の分からない質問をたくさん送ってきたり、「これから行くので面談して下さい」と電話がかかったりした。って、その会社は九州。(結局次の日に本当に来た。飛行機代のムダ。)
今回の問題は携帯電話の変圧器。法律にグレーゾーンな製品を何十万個も作ってから納入先に指摘され、役所にねじ込むは、電話口でだだをこねるは。 結局、衆議院議員(九州の北原、という)にねじ込んで、手を回させて、無理矢理今日中に結果を出せとねじ込む。 下らなさ過ぎて唖然。もう怒る気もない。 今どきこんなことをする会社があるのかという感想と、それが未だにまかり通ってしまう現状は、時代劇の悪徳商人と悪代官みたいだ。「そちもワルよのう」って。絶対裏で金が回ってンだろうなあ。 「日本は製造業の国です」って昔どこかで聞いたけど、嘘だな。
というわけで、もし、携帯電話の充電器でリコールがあってもうちの責任ではないです(苦笑)。ちなみに九州のカタカナ3文字の会社。事故があったら会社名バラしちゃおう。
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