HOME*お天気猫や > 夢の図書館本館 > 夢の図書館新館

夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2003年12月19日(金) --

TOP:夢の図書館新館全ての本

『クリスマスのまえのばん』

ターシャのクリスマス絵本、とっておき。 日本では1980年に出版され、ターシャが全面的に描き直して 1999年に改訂版が出ています。 本書はさらにその後、翻訳などを一部改訂したものです。

原題は『The Night Before Christmas』、このタイトルは 猫やのハロウィーンでおなじみのティム・バートン作パペットアニメ、 『The Nightmare Before Christmas』(ナイトメア・ビフォア・クリスマス)の ネタ元ともなっています。

文章(詩)を書いたクレメント・ムアは、アメリカでは この本の作者として知られる、聖書学の教授だそう。

雪にうずもれた農場へ、 サンタクロースがやってきて、去ってゆくお話。 部屋のなかには、猫や犬やネズミやフクロウが いっぱいいて、なんともにぎやか。 暖炉はあたたかく、 すみっこは暗く、 動物たちはうれしそう。 地下のネズミにいたるまで。

ターシャの描くサンタさんは、小柄な小人のおじいさん。 だから、エントツの穴もらくらく通れるし、 8頭のトナカイたちも、軽々と屋根の上に ソリを引き上げられるのでしょう。

トナカイの名前は、
ダッシャー、
ダンサー、
プランサー、
ビクスン、
コメット、
キューピッド、
ダンダー、
そしてブリッツェン。

農場の犬たちは、ウェルシュ・コーギー種のようで、 3匹のコーギーと5匹の猫がサンタさんに すり寄って甘える場面が特に素敵。

表紙の見返しは犬が、 裏表紙の見返しでは猫が、 楽器を奏でています。

『あざみの綿毛が飛ぶように』夜空を遠ざかる サンタクロースのソリ。 月光をあびて、クリスマスの空気を 贈りものとともに残してゆきます。 (マーズ)


『クリスマスのまえのばん』 者:クレメント・クラーク・ムア / 絵:ターシャ・テューダー / 訳:中村妙子 / 出版社:偕成社2001(改訂版)

2000年12月19日(火) ☆辞書を引く。

>> 前の本蔵書一覧 (TOP Page)次の本 <<


ご感想をどうぞ。



Myエンピツ追加

管理者:お天気猫や
お天気猫や
夢図書[ブックトーク] メルマガ[Tea Rose Cafe] 季節[ハロウィーン] [クリスマス]

Copyright (C) otenkinekoya 1998-2006 All rights reserved.