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夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2002年06月21日(金) --

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『魔女と暮らせば』

姉のグウェンドリンと、弟のキャット。 二人は、両親を亡くし、大魔法使いクレストマンシーの お城に、引き取られる。 姉のほうは魔女の素質があり、弟は気弱で普通の少年。

原題はCharmed Life、初めて読むダイアナ・ウィン・ジョーンズ だけれど、このセンスにまず、うれしくなる。 『魔女と暮らせば』という邦題もすてきだし。

そして個人的な親近感を感じたのは、 キャットという少年を主人公にしていたこと。 はずかしながら数年前、ゲームから創作した小説で、 キャットという子を登場させたのだけど、どうも、 「キャット」という名前の子には共通した性格が あるみたいで不思議だ。

彼らのいる世界は、この世界と似ているけれど ちょっとばかり、どこかがちがっている。 魔法が使えて、管理されているという意味では ずいぶんなちがいかもしれないけれど。

クレストマンシーという称号の大魔法使いを頂点に、 魔女や魔術師、呪術師などが相応の働きをする世界。 キャットとグウェンドリンを待っていた、 あるいは待ちかまえていた運命とは? 謎の大魔法使いクレストマンシーの素顔は?

このシリーズが、ハリー・ポッターの「系列」として 紹介されるのは無理のないことだとも思う。 本家や末裔などというより、むしろそう呼びたい。 (「系列」という微妙な言葉の意味は、お話のなかで じゅうぶんに説明されている)

この作品はクレストマンシーのシリーズで唯一 ガーディアン賞を受賞しているが、 その理由もうなずける気がした。 魔法世界という形を借りながら、 家族のなかの人間関係、ときにトラウマを抱えながら 強く生きていくための一歩を、描いているからである。 (マーズ)


『魔女と暮らせば』 著者:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ / 訳:田中薫子 / 絵:佐竹美保 / 出版社:徳間書店

2001年06月21日(木) 『あかりのレシピ』

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