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夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2001年11月02日(金) --

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☆映画館でみつけるペーパー。

映画館の販促用ペーパー類がおもしろい。 『コレリ大尉のマンドリン』でもらった フリーペーパーといい、 『ハリー・ポッターと賢者の石』の 映画版攻略ガイドといい。

こちらの攻略ガイドは、ロードショー公開前に別の映画を 観にいったときに、ロビーでもらってきたもの。 主な登場人物はもちろん、 ストーリーや見どころを紹介している。

A5サイズにたたまれた、両面カラー、18ページにもなる読み物。 これだけあると、情報量もハンパでない。 ハリポタを読んだ人にはイメージとのズレを埋め、 知らない人には興味を抱かせるにじゅうぶんな内容。 かつ、軽量コンパクトなので、 友達にも教えてあげやすい。 これを読んだら、皆を誘って、ハリーに会いに行こう!となる。

こういうSPツールの共通点は、 「手を抜かない」ことのようだ。 ここでこれだけやってしまうと、パンフレットは どうなるの?と思わせるくらい、ちゃんとしたつくり。 そういえば、『ショコラ』のは、明治製菓が協賛していて、 おいしいホットチョコレートの作り方なんかも載っていた。 とにかく、寒い心をあっためてくれそうな、 おいしい感じがにじみ出ていた。

ある意味、公式パンフレットよりも、 その映画の真髄を端的にとらえていることが、 こうした「客を呼ぶ」SPツールの成功のポイントだろう。

田舎なのであまり眼にふれないだけで、 ペーパー以外にもいろんな形態があるだろうし、 面白い協賛が入ったら、おまけだってつくだろう。

もちろん、おなじみA4サイズのチラシもロビーには置いてある。 いいものは持って帰るけれど、 あれはけっこうバッグからはみ出る。 折りたたむのはしのびなかったりする。 持って帰ってもらえる割合からいえば、 この『映画版攻略ガイド』には負けてしまいそうだ。

こういう遊びごころのあるツールは、 仲間を誘うにはもってこいだし、実際見ていると楽しい -つくっているほうも楽しんでいるように見える- ので、映画会社の説得に負けて、映画館に足を運ぶのである。 (マーズ)

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