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夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2001年10月24日(水) --

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『おやすみなさいフランシス』

有名なベッドタイムの絵本です。

シリーズになっていますが、 この『おやすみなさいフランシス』以降の 『ジャムつきパンとフランシス』 『フランシスのおともだち』 『フランシスとたんじょうび』 『フランシスのいえで』 は、画家と出版社が1作目とちがうのも特徴。

といっても、キャラクターは良く似た感じに 仕上がっているので、それほど違和感はないはず。

『おやすみなさい-』の絵の作者は、 『しろいうさぎとくろいうさぎ』や、『大草原シリーズ』の挿絵を 描いたガース・ウィリアムズ。 (2作目以降の絵は、ラッセル・ホーバンの妻である リリアン・ホーバンが描いています)

エンピツのていねいな絵は、 毛皮を着た主人公たちの質感を、 とってもリアルに描いています。 つい手でなでたくなるくらい、リアルな毛皮。 そして、なんともいえない、人間以上に人間らしい瞳の表情。

私はラッセル・ホーバンの本を探していて取り寄せたので、 手にとるまで、フランシスがアナグマの女の子だとは知らなかった(笑) うさぎの男の子だと思っていたのでした。

日本語では、おやすみなさい絵本というのでしょうか、 眠れない子どもたちに親が読み聞かせる絵本には あまりくわしくないのですが、私もこんな本を読んで もらいたかったな、と思います。

しかしなかなか、7時からベッドに入るのは、 どんないい子でも大変ですね。(マーズ)
※ラッセル・ホーバンはアメリカのペンシルバニア州生まれ。
画壇に属さず、絵を教えながら、作家・挿絵画家として活躍しています。


『おやすみなさいフランシス』 文:ラッセル・ホーバン / 絵:ガース・ウイリアムズ / 訳:まつおかきょうこ / 出版社:福音館書店

2000年10月24日(火) 『夏の夜の夢』

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