喋れども喋れども - 2008年06月21日(土) スベリっぱなしの男。 彼の名は、木村明浩。知ってる? って言うか、個人的には、転球さんとどっちが知名度有るのか気になる。ジャンルが違いますけれど。 イオン化粧品シアターBRAVA!プロデュース「春子ブックセンター」 at イオン化粧品シアターBRAVA! 一言で言うと、 ”笑えたけど…芸人のネタを観に来た訳じゃないしなぁ…” って感じ。 客は芸人のアドリブ?ネタ?に夢中でゲラゲラ笑ってるけど、他のセリフ聞こえなくて話に着いてけなくなっちゃうよ?って老婆心ながら(笑)心配した。 っつか、客電落ちても会場中の私語が止まないのな。寄席なら演者出てきてそれこそ「はいっどーも!」言うたら切り替えたらいいけどさ、これ、演劇だからねぇ。 既に再演とも言っていいのか?ぐらい設定も各キャラもいじってたし、いっそ違う話でいいじゃんか、くんくのホンである必要も無いじゃんか、とも思った。 冒頭からいきなり友近熱唱(勿論ホンイキ)。 なので、密かに「あ…これは(大人計画公演とは)全く違う作品だと言う事だな」と理解。そのつもりで観だして。 でもさー。 大事なセリフとか設定とか、ところどころそのまま使ってるんだよね。 その使い方が、唐突なんだよなー。あの、くんく独特の回りくどい言い回しとか、このテイストでいきなりそこだけ持って来られても、何か必然性に欠けるんだよなー。 ワタシが初演(便宜上)を(映像で、だけど)観ているからか?単にくんく贔屓だからか? …おそらくだけど、くんくは当て書きだから、だと思うんだよね。 観てて、笑ったんだよ? むしろ、大いに笑わせて貰ったの。 でも。 笑ったんだけどなー。んー…。 って、「んー」がもれなく付いてくるような。 とりあえず思ったのは、 芸人が(自分役以外の)芸人を演じるのは難しい って事。 アドリブかますと、ついつい自分のキャラに戻っちゃうみたいで、 「本宮ブックが喋っている筈なのに、いつの間にかバッファロー木村がスベっている」 みたいな怪奇現象が舞台上で起こっていて。客もその時は木村を観てる目線になっちゃうんだよな。 それはよろしくないと思う。お芝居なんだし。 っつか、芸人さんと言うのは総じて達者なので、演技もちゃんと巧いのよ。 だから、芸人役じゃなければもっと高評価だと思う。 現に、竹若の丸子さんとか素直に観れたし普通に良かったもん。もったいない。 要するに、演目のチョイスミスなんじゃないかと。 このメンツありき、なんだったら、もっとセリフ回しからその人っぽく書き直した方がもっと面白かっただろうし。設定変えるんだからそれぐらいして当然っつか。 例えば、サダヲのブックは、刀持ちだした時点で怖いんだけど、木村のブックは、間違って(ホンミだと知らずに)切っちゃった(に書き換えてあって)正解だ(と観てて思った)、とかそゆレベルからして違うキャラだもの。 くんく作品やっとけば演劇ファンも来るんじゃね?とか、企画段階であんまし真面目に取り組んでないような、そんな空気がつい読み取れたのよね。 だって真剣に考えたら、あの作品を端折って設定変えて、簡単にやれるもんじゃないって事は判ると思うもの。縮めた挙げ句に唄うって時間の使い方間違ってないか…。 ま、大人の事情が有るにせよ。と一応フォローもしつつ(笑)。 ワタシはこゆ試みは嫌いじゃなくて、むしろまた観たいと思うのよ。 関西人だから面白い芸人さん好きだし、かと言って寄席とかイベントとかは行く余地が無いので、お芝居でその才能の一端を観れるのは嬉しいとも思う。 今回だって、友近と言いバッファローと言いなだぎさんと言い、サブカル寄りの人ばっかしだったのも有って、かなり期待してたし。 転球さんやら大王やらのお陰で、他の吉本芸人(若手ベテラン含め)のお芝居だって何回か観る機会を得ているし、やっぱし皆上手なのも知ってる。 だからね、余計勿体ないなと思えてしまうんだよなー。 ...
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