私は、今、♬すいみん　すいみん　すいみん　すいみん　すいみん不足〜♫のキテレツ大百科状態です。

お盆休みで娘を連れて里帰りして参りました。
たいそう暑つうございました。
こんなに暑いのに父は「もったいない」とエアコンを入れさせてくれません。網戸にしているのですが、よそ様がエアコンを入れているので、その室外機から出た熱風が窓から入ってくるようで、まるで熱風拷問を受けているような気分でした。
お風呂に入った後なのにすぐに汗だくで何のためにお風呂に入ったのか分けが分からなくなりました。
父は、おパンツ一丁で家の中をウロウロするのですが、それが娘にはまた苦痛らしく私に「おじいちゃん、セクハラ」と耳打ちしてきます。
どうも、年を取ってくると外気温に鈍感になっているらしく、暑さ、寒さを余り感じなくなるようで、冬は寒いのにスト−ブも付けずに平気でいました。それが、今年のこの夏の暑さなのにエアコンはただの壁のお飾りなのですからちょっとびっくりです。
今年で父は７５歳、母は７３歳。急に老け込んだ様子です。耳も遠くなりました。
人の話は余り聞かなくなり、自分の話したいことばかりを大声で話し続けます。性格も、昔から両親とも頑固で意地っ張りでしたが、それにますます磨きが掛かって、文字通り「頑固じじい」と「頑固ばばあ」の様子です。
孫が来ていてもお構いなしの大喧嘩。それもはたで見ていると取るに足らない下らないことで言い争っています。どうやら毎日がこんな様子。
娘もわざわざ母親の実家にやって来て、この険悪なムードにいい加減げんなりな様子。
そのうちおじいさんはぽっちゃり気味の娘に絡んできて、「お前の腕は太いな。じいちゃんより、太いな。その体を維持するにはよっぽど食べているんだな。」と年頃の娘が嫌がりそうなことばかりを連呼しています。
しばらく我慢していた娘も「うるさいなぁ〜!！」とキレるしもう最悪。
夜は、テレビでオリンピックの柔道を見てから床に就きましたが、暑くて暑くて母娘とも一晩中布団の上を　♫ゴロゴロゴロゴロ焼き芋豚ゴロゴロ〜♫（ＮＨＫ「おかあさんといっしょ」より）状態で一夜を過ごしました。


正午過ぎに帰宅してほっと一安心。
やはり家は落ち着きます。
早速、エアコンのスイッチを入れ、オートバスのスイッチを入れ、炊飯器のスイッチを入れました。
お風呂で汗をすっきり落とした後に涼しい室内で摂る食事は、質素な焼き魚でも至極幸福に思えました。


両親には本当に申し訳ありませんが、とても毎日一緒に生活できそうもありません。息が詰まりそうです。両親が、もう少し体が不自由になってしまってもスープが冷めない距離で勘弁してもらおうと心に決めた私です。