安心毛布
    

2002年01月12日(土) 怒涛の新年会

今日は会社の新年会だった。
しゃぶしゃぶを食べながら、みんなで楽しく飲んでいた。
社員はもちろん、商品の仕分けのおじさんや、お昼に配達をしている主婦の人たちも来て24人の参加だった。言うまでもなく、社長も参加している。
長いテーブルを囲むようにして、男性陣と女性陣に分かれていた。男性陣は酔いが回ってくると、仕事のことに関して話し出した。女性陣は家庭のことをあーだこーだ話し合っている。
ゆんと、日本語のおかしいまきちゃんは少し離れて眺めていた。○○さんと○○さん、ケンカ腰やなぁ(笑)などと言いながら。

そのうち、社長の声が大きくなってきたことに気付いた。相手はバイトのM君。いくつなのか知らないけれど、配達と集金の両方をしている。その彼が、社長を相手に言い合いをしているのだ。
論点が分からなかったけれど、お互いに一歩も引かない。でも相手は社長なのだから、彼が引くべきだったと思う。それにM君の物の言い方や仕草は、相手を相当逆なでする。
社長も声を荒げて怒り出し、手元にあった灰皿を投げつけた。
もう誰もが話をやめて行く末を眺めていた。総務課長や業務課長たちが2人をなだめにかかるも、落ち着かない。
やがて、社長の息子である専務がM君に謝った。ここでようやく話の内容が分かったのだけど、会社の不手際である。そのことに関して、専務が「悪かった」と謝ったのだ。
ところが、今度は社長がそのことで専務につっかかった。専務も怒りながら「今、ここでする話ちゃうやろが」と反論した。
そこからはもう、感情爆発。社長は怒鳴りながらグラスを投げつける、専務はテーブルの上に乗って足元の皿やら何やらを蹴り落とす、女性陣はため息とともに「情けない...」と呆れ顔。
取っ組み合いを始めんばかりの二人を、男性陣が抱きとめた。うちの会社、腕に覚えのあるような人ばかりなので、こういう時の勢いは凄まじいものがある。その間も、専務は「わしは会社のために頑張ってきたんや!」と何度も何度も泣きそうな声で怒鳴りつづけていた。社長も、総務課長に連れられて店を出て行った。

2人が感情を爆発させた時点で、昔からいる事務所の女の子2人は肩を寄せ合い泣き出していた...いいねぇ、女の子らしくて♪あ、もちろん皮肉です。
ゆんとまきちゃんは、黙々と主婦の人たちと掃除を始めた。畳の上には、割れたグラスやお皿の破片・タバコの灰だけでなく、飲みかけのお酒や、しゃぶしゃぶのポン酢までこぼれていた。壁にまで飛んでいるそれらをタオルで拭きながら破片を集め、濡れた座布団を片付け、やれやれと一段落。
専務は「あんなもんいつものことや」とけろっと言った。まぁ、いいんだけど・・・新年会、台無しでしょ(汗)

最初の挨拶で、社長は「飛躍、飛躍」と言っていたけどあなたがトップでいるかぎり、うちの会社は停滞したままですよ?ていうか、今回の件で何人が見切りをつけるか考えましょう。

22:37 02/01/12