昨夜、これまでハードディスクに録画していた映画を、何本かDVDにダビングしていたために、寝るのがかなり遅くなった。 寝る少し前だろうか。 えらく風が強くなった。 こういう日に火事でも起こすと大変である。 そこで、台所と風呂のガスのチェック、ファンヒーターのチェック、灰皿の後始末などをした。 ダビングが終わったのはそれから1時間ほど経ってからで、それからすぐにぼくは布団に潜った。
さて、布団に潜ったのはいいが、風の音がかなり強く、それが気になってなかなか寝付けない。 どのくらい時間が経っただろうか、ようやく眠りの脳波が出てきた。 その時だった。 遠くから消防車のサイレンの音が聞こえてきた。 一台ではない。 音はいろんな方面から聞こてきた。 その音がだんだん大きくなり、一点に集まっていく。 「いったいどこが火事なんだろう?」 そんなことを思っているうちに眠ってしまった。
さすがに夜更かしが応えて、今日は9時に目が覚めた。 風は相変わらず強く吹いている。 ニュースで言っていたが、どうやらこの風は春一番らしい。 確か昨年こちらでは吹いてない。 ということは、二年ぶりの春一番である。 しかしバレンタインデーに春一番というのも早い。 やはり異常気象のせいか? …などと、春一番のことばかり考えていたせいで、火事のことはすっかり忘れていた。
昼前。 風はまだ吹いている。 春一番とはいうものの、少し冷たそうな風が吹いている。 こういう日にウォーキングすると、耳の下が冷えて痛くなるものだ。 「嫌やなあ」と思いながらも、いつものように神社ウォーキングに出かけた。 その神社に着くと、普通の日なのになぜか車が何台か駐まっている。 その車、よく見ると消防署の車である。 「また『どんど焼き』でもやっているのだろうか?」 と思いながら鳥居をくぐると、そこには消防車も駐まっていた。 「そういえば、朝方火事があったな」 と、ここでようやく火事のことを思い出した。
「で、どこが火事だったのだろう」と周りを見渡すと、見事に焼けている建物があった。 神社の階段の登り口に社務所兼神主宅があるのだが、焼けていたのはそこだった。 サイレンの音が近くに聞こえるはずである。 直線距離にすれば、うちから1キロも離れてないのだから。
その社務所、もちろん建て直すのだろうが、全焼ではないので火災保険も全額は下りないだろう。 足りない分は、いったいどうするのだろうか? お賽銭か? だが、お賽銭が多い神社とは思えない。 そういう神社なら、もっと立派な本殿が建っているはずだからだ。
ということは、氏子に寄付を言ってくるのだろうか? 寺なら間違いなくそうするところだが、神社は寺のように莫大な寄付は言ってこないと思う。 いいとこ一口千円ではないだろうか。 確かにこの神社の抱える地区は人口が多い。 しかし、それでも数万人程度だから、一口千円では到底まかなえないだろう。 残る手は神頼みしかないか。
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