頑張る40代!plus

2007年01月06日(土) 30年前ツアー

今年の初夢は、印象的なものではなかったので覚えていない。
ありきたりな、どうでもいいような夢だったと思う。
今年に入ってからは、ずっとそういう夢ばかり見ている。
そういうわけで、今年は大したことのない年なんだろう、と勝手に占っていた。

ところが、今朝見た夢はかなり印象的なものだった。
それも、これまでに見たことのない、SF的なものだったのだ。
タイトルをつけとしたら、『30年前ツアー』ということになるだろうか。

何かこの世の終わりがきているような場面から、夢は始まった。
案内の者がしきりに、
「宇宙に行かれる方はこちら、30年前に戻られる方はこちらにご乗車下さい」と言っている。
どうしようかと迷ったあげく、ぼくは30年前行きの乗り物に乗ったのだった。
そこで元いた会社の先輩に会う。
「あっ、しんちゃん」
「Tさんもこれに乗るんですか?」
「うん。これに乗って、もう一度やり直してみようと思う。あんたもそういう意図で乗ったんやろ?」
「それもあるんやけど、あの時代をもう一度見てみたいんですよ」
「なるほど。しかし、これが着いた頃には、お互いまた知らん同士になるんやね」
「ああ、そうなるんでしょうね」

その乗り物は1日10年のペースで、時間を遡っていった。
窓の外の風景がだんだん昔に戻っていき、空は公害のせいで霞んでいく。
3日目、ようやくタイムマシンは30年前に着いた。
その時には、もう先輩の姿は見えなかった。

懐かしい街並みの中に、亡くなった伯父の姿を見つけた。
「しんた、釣りでも行くか?」
30年前ならすぐに「行く」と返事したのだが、その時は違った。
ちょっと躊躇したのだ。
ぼくはあることに気づいた。
ちょっと躊躇するのは、今の自分なのだ。
伯父がぼくに気がついたのだから、確かにぼくの容姿は30年前に戻っていたのだろうが、心はそのまま今だというわけだ。

釣りに行くかどうか迷っているうちに、夢は覚めてしまった。
もしこれが初夢だったとしたら、この一年をどう判断したらいいのだろうか?
懐古的になるということか。
しかし、それなら今までと何ら変わらない。


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