寒い一日だった。 朝いつものように歩きに出たのだが、途中からみぞれが降り出して、家に帰った時にはビッショリになっていた。 だが、体は充分に温もっていたので、風邪を引くことはなかった。
今日ひとつ気がついたことがある。 それは、手がかじかんだ時には、指を動かたりしても、あまり効果がないということだ。 今日みたいに寒い日は、手を出して歩くとかじかんでしまう。 そこで手を握ったり開いたりして歩いていたのだが、いっこうに効果がなかった。 いや、もしかして時間をかけてやればらあるのかもしれないが、そうなるまでに飽きてしまい、気がついたらやめてしまっていた。
かといってポケットに手を突っ込んで歩くと、何か不自然である。 そこで、少し手を大きく振って歩くことにした。 すると、5分も歩くかないうちに、かじかんだ手が熱くなってきたのだ。 これだと手を握ったりするような不自然な運動ではないため、歩いている間も自然に継続することが出来る。 それ以降は、手を意識することなく歩くことが出来たのだった。
ま、こういう小さなことではあるが、何かを発見するというのは楽しいものである。 こういう発見こそが、「生き学問」というものだろう。
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