(1) 今日は朝から職業安定所に行ってきた。 失業保険対策のためである。 失業手当というのは、何もしないでもらえるものではない。 常に就職活動をしていなければならないのだ。 その就職活動というのは、企業に出向いて面接を受けたり、職業訓練を行うことだけを指すのではない。 ハローワークでの企業閲覧だけでも、立派な就職活動になる。 というわけで、今日ぼくはその閲覧に行ってきたのだ。
まあ、ぼくのように次の仕事が決まりかけている人間が企業閲覧をしても無駄なことである。 だが、もしそこがダメになった場合に、何も活動をやっていなければ、失業手当はもらえないのだ。 その際に「決まりかけていた仕事がダメになりましたから、失業手当をください」と訴えても、おそらく認定してもらえないと思う。 まあ、先方に経緯の説明などをしてもらえれば何とかなるかもしれないが、その場合はその手続きに奔走しなければならなくなるだろう。 そういう面倒なことをするより、たとえ無駄な閲覧であっても、やっておいたほうがいいわけだ。 つまり、この閲覧が、失業保険をもらうための保険なのである。
(2) さてその閲覧、今日が初めてである。 もちろん15年前の失業の時にやったことはあるのだが、その当時の閲覧というのは、職種別に分かれたファイルを見ることだった。 ところが、今はすべてパソコンでの閲覧である。 希望する勤務地と職種などを入れて検索すれば、その条件にあった企業が出てくるわけだ。
ぼくが職安に希望職種として申請しているのは、販売と営業であるから、まずその項目を調べてみた。 すぐにその結果が画面に出てきたが、その数はかなり少なく、区内だと数件しかなかった。 そこで範囲を広げて、市内で検索してみると、今度はけっこう多く出てきた。 だが、今度は条件面で合わないのだ。 どういう条件かというと、もちろん給与面である。 どれを見ても、40代の平均収入を満たしていない。 酷いところは、4時間パート並みの収入しかないところもあった。 これを見た限りでは、この歳での再就職は非常に難しいと言わざるを得ないだろう。
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