| 2006年09月06日(水) |
結婚してない男(前) |
第1回放送から、ずっとドラマ『結婚できない男』を見ている。 なぜ「第1回目から」と強調するのかというと、今まで見たドラマは、どれも途中から見だしたのだ。 昔の『パパと呼ばないで』や『寺内貫太郎』から、『ダブルキッチン』『ショムニ』『ヤマトナデシコ』、最近の『花より男子』『トップキャスター』まで、どれも1回目からは見ていない。 現在他に見ているドラマに『不信のとき』があるが、これも今までと同様で1回目は見ていない。 1回目から見るのは、いつも再放送でのことだ。 ということで、ほくが新ドラマを1回目から見るということは、珍しいことなのである。
なぜ『結婚できない男』に興味を持ったかというと、この番組が始まる前に読んだテレビガイドで、「40歳で独身…」と書いてあるのを見たからだ。 なぜ「40歳で独身…」というのを見てドラマを見る気になったのかというと、実はぼくも40歳になるまで結婚しなかった男だからである。 つまり、そのドラマに、結婚するまでの自分を見たかったわけだ。
さて、ドラマが始まって見ていくうちに、その面白さでどんどんドラマにハマっていった。 だが、結婚するまでの自分の姿を、そこに見いだすことが出来ないでいる。 基本的な環境がまったく違うのだ。 それは、主人公には彼女がいないが、ぼくの場合、結婚はしてなかったものの早い段階から婚約者がいたということだ。 それに、ぼくは結婚に対して、意固地になっていたわけでもなかった。
当初ぼくは、35歳を目処に結婚しようと思っていた。 しかし、35歳の時にぼくは会社を辞めた。 それからあまり間をおかずに再就職したわけだが、収入が安定してからということで、結婚を先延ばしにしたのだった。 ところが、先延ばししている間に、車に興味を持つようになった。 そのせいで、収入は安定してきたが、生活が安定しなくなったのだ。 結局、また先延ばしである。 そのうち結婚なんてどうでもいいような気がしてきたのだ。
一方、嫁ブーはどうだったのかというと、やはりぼくと同じく興味を持っているものがあった。 それは仕事である。 彼女は元来仕事が好きなタイプなので、ぼくといる時間よりも仕事に従事する時間、またその仲間を大切にしていたのだ。 その辺は今も変わらない。 で、ぼくと同じように、結婚なんてどうでもいいという心境に到ったのだった。
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