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2005年02月05日(土) 歯に神経質になっている(上)

歯医者に行きだしてから、ぼくは歯に関して非常に神経質になっている。
まず、爪楊枝を活用するようになった。
歯の隙間に食べかすが詰まっていても、これまでは気にしなかった。
だが、ある人から、それが虫歯の一番の原因だと聞いて、必死に食べかすを取るようになった。
なるほど、歯間の食べかすを取ると気持ちいい。
歯ぐきにもいい刺激になる。
しかし、慣れないせいか、爪楊枝の先にはいつも血が付いている。

さらに、以前はまったくやってなかった就寝前の歯磨きをするようになった。
休みの日には朝も磨かなかったこともあるくらいだから、ぼくにとっては画期的なことだ。
それに加えて、最近は食後にモンダミンでお口クチュクチュやっている。
おかげで口の中は、いつも高原のような爽やかさである。
こういうことを続けていけば、今後歯医者にお世話になることはないだろう。

しかし、そう予定通りに事が運ばないのが人生である。
確かに歯磨きやお口クチュクチュは、それほど時間がかかるものではない。
だから、今のところは苦になっていないのだ。
しかし、ぼくの場合、こういうことを続けていくうちに、「今日一日ぐらい歯を磨かなくても大丈夫だ」とか、「別に虫歯になるようなものは食べてないから、お口クチュクチュしなくてもいいか」ということになってくるのはわかっている。
そして、いつの間にか、何もやらないほうを継続するようになっている。
気がつくと、またもや歯は虫に侵されてしまう。
だけど、面倒だからと、歯医者に行くことをしない。
あげくに、痛みが走るようになり、結局歯医者に行かざるをえなくなる。
歯医者に行けば、いつものように「よくこんなになるまで、放っておきましたねえ」と責められる。
返す言葉を持たないぼくは、歯医者から主導権を奪われることになる。
主導権を奪われた身は惨めである。
勝ち誇った歯医者は、その後、ぼくの口の中を好き勝手にいじり回すようになる。
結局、そこで後悔したぼくは、再び夜の歯磨きを始め、食後のお口クチュクチュを始める。
そして、『こういうことを続けていけば、今後歯医者にお世話になることはないだろう』と考えるようになる。

これでの人生を振り返ると、だいたいこんなことの繰り返しをやってきた。
だから、将来もきっとこんなことをやるだろう。
しかし、こう言うことばかり繰り返していては、今に総入れ歯になってしまう。
ということで、自分の性格や行動パターンに合った、いい虫歯対策方法を探すことにした。


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