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2002年08月02日(金) 夏の風物詩 その2

こうやってゴキブリ恐怖症は克服できたのだが、家の中にゴキブリがいるのはあまり気持ちいいものではない。
昨日も日記を書いている時に、ぼくの足元をササーッと通り過ぎて行った。
「この部屋には食べ物もないのにどうして?」と思ったが、パソコンの中にでも住み着かれたらことなので、パソコン周りにゴキブリホイホイを仕掛けた。
今朝見てみると、かかっていた。
体長5センチほどの立派な体格をしている。
ゴソゴソとうるさいので、ふたを開け、日にさらしておいた。
5分ほどで絶命したようだ。

ゴキブリを殺す方法もいろいろある。
とにかく叩くと汚いので、よりきれいな殺し方を試してみた。
東京にいる頃によくやったのが、中性洗剤で殺す方法。
空気が汚れる殺虫剤よりずっときれいだ。
やり方は、中性洗剤をゴキブリにサッとふりかけるだけである。
ゴキブリは何歩か歩いた後、痙攣を起こしてそのまま動かなくなる。
ゴキブリを捨て、後は床を拭き上げれば終わりである。
洗剤なので床もきれいになる。
もうひとつの方法は、熱湯をかけること。
一度飛び跳ねて絶命する。
熱湯だから、当然消毒されるわけだ。
これも、後で濡れたところを拭いておけばいい。
しかし、これらの方法には欠点がある。
中性洗剤が常に手元にある。
熱湯がいつも準備できている。
こういう条件を満たさない限り、これらの方法は取れない。
しかたなく、いつものように新聞紙やスリッパを利用してしまう。

最近テレビでその存在を知り、物は試しにというノリで買った殺虫剤がある。
「泡でちっ息、固めてポイ!」というキャッチコピーの、『瞬間ゴキパオ』(白元)である。
わざわざ「ゴキブリが大キライな人用」というサブタイトルがついている。
「はたして『ゴキブリが大スキナ人』はいるのだろうか?」という素朴な疑問を投げかけたくなるサブタイトルである。
「みんな買え!」という意味だとは思うが。
この殺虫剤については、買ったばかりということもあり、まだ一度も使用したことがない。
タイミングの問題があるから、そう何度も使えるものではないと思う。
この夏、一度は使ってみたいと思っているのだが。

最近見かけなくなったもののひとつに、蠅とり紙というものがある。
よく魚屋とかに天井から吊るしてある、両面がベタベタしたガムテープのようなものである。
ぼくの家は、高校の頃までポットントイレだったため、よくトイレからくそ蝿が飛んできた。
トイレの中に蛆殺しなどを散布して、元から絶とうとしたのだが、なかなか追いつかない。
しかたなくこの蝿とり紙を仕掛けていた。
しかし、食卓の上で揺れている蝿とり紙ほど、汚く感じたものはない。
頭の上を、蠅の着いた蠅とり紙が行ったり来たりしているのだ。
もし、食事中に蠅とり紙が落ちてきたとしたら・・・。
考えただけでも、恐ろしいことである。
それにしても、よくあの状態で食事が出来たものだ。
それだけ時代や人間が、野性的だったとも言える。

今仮にあの頃の夏の生活を強いられるとなると、ちょっと考えものである。
異臭とメタンガスの発生源、ポットントイレ。
食卓の上には、見るからに汚い蠅とり紙。
ひっきりなしに攻めてくる蚊の群れ。
空中をしつこく飛び回る、大型のくそ蠅。
照明器具めがけて飛ぶゴキブリ。
・・・
あな恐ろしや。


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