Lacrimosa 日々思いを綴る
DiaryINDEX|past|will
| 2010年08月23日(月) |
もはや流れは止まるまい |
改正法施行からさほど期間をおかず脳死判定による臓器移植が3件。 たまたま短期間に集中しただけかも知れないが、移植法が改正されなければ実現しなかったものだ。 たとえ本人がドナーカードによって臓器提供の意思を示していても、家族が拒否すれば移植は不可となる。今日までの移植手術件数の少なさは、日本人の死生観や倫理観による障害というよりも不完全な法整備が障害になっていたという見方も出来る。脳死判定及び臓器提供への理解は、思いのほか日本国民に浸透しているのかも知れない。 脳死判定ばかりが報道されるが、心停止ドナーからの移植も家族の同意によって行えるはずだ。 たとえ反対派が声高に訴えようとも、この流れは止まるまい。そもそも移植を受けるために数億円を費やして海外へ行くという従来のスタイルが歪なのだ。 15歳未満の脳死判定による移植はまだだが、いずれ行われるだろう。その時、ドナーの遺族やレシピエント、移植コーディネーターや執刀医を非難する輩が現れるかも知れない。しかしその声も、複数人の生命を救ったという事実の前には単なる雑音に過ぎない。予算委で放たれる野次と何ら変わりはない。 「人命を救った」「新たな命を授かった」という誇りを胸に、今後も強く生きてもらいたいものだ。
|