Lacrimosa 日々思いを綴る
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2006年12月12日(火) 失われた心の支え

今日もまた、お客の挨拶回り。上川北部へ向かうと思っていたが…

今日は隣町。
彼女が住む町。
彼女が働く町。

ハンドルを握る手が震える。
動悸が治まらない。
客先への挨拶を終えて、車に乗り込む。
ルームミラーに映る俺の顔。
笑顔で挨拶していたつもりが、全然笑っていなかった。

彼女との思い出が多すぎる。
彼女とドライブした道。
彼女と行った場所。
彼女への想いが、今も身を締め付ける。
こんなに近くにいるのに、
この手はもう届かない。


だったら、その想いを捨てたらどうだ?

しかし、心がそれを必死に拒否する。



それを捨てるなんてとんでもない!


  _, ,_  ドラクエかっ!
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´)


父が死に、母が死に、虚ろになっていた俺の心は、彼女が与えてくれた暖かさによって満たされた。
今、彼女への想いを捨てたら、間違いなく心が壊れる。

しかし、彼女はもう戻って来ない。
今の彼女にとって俺は、「今まで付き合ってきた何人かの男のうちの一人」に過ぎないのかも知れない。
しかし俺にとって彼女は、唯一の人だった。




心を支える自信が、日々衰える。
時々、良からぬ思いが心を支配する。

父は首にロープを掛け、未来を閉ざした。

母は車内に排ガスを引き込み、未来を閉ざした。

ならば俺も、この手で未来を…

  _, ,_  呪われた家系かっ!
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´)


たとえそういう因果にこの身が囚われていても、
それだけは何とか抗いたいものだ。
父と母に続いて俺も、となると、兄貴の心が壊れるかも知れない。
若社長にはまだまだ頑張ってもらわなきゃならない。


料理やゲーム…何かに集中している間だけは、心静かになれる。
麻婆豆腐の素(辛口)に、
豆板醤1/3瓶と、
刻んだタカノツメを放り込んだ。


汗だか涙だかわからんものが出てきた。


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