戦慄の「ＪＲ西日本　福知山線脱線事故」。
かつての地下鉄日比谷線の事故を思い出した。が、あれよりも凄惨だ。

事故原因については諸説紛々だが、「速度が異様に速かった」「急ブレーキの後に衝撃が」といった断片的な情報から、徐々に全体像が見えてくる。
一番確実なのは、当事者である運転手に聴く事だが、当人はまだ１両目に閉じ込められたまま。…まさか、閉じ篭ってるんじゃあるまいな。いやその前に、無事なのか？

伊丹駅でのオーバーランにより、定刻より１分半後れの運行。乗客にとっては不快だろうが、
「運行ミスにより、定刻より遅れて運行しております。お急ぎのところ大変ご迷惑様です」
てな感じで謝れば済む事だ。
ただ、社員に対するペナルティがとんでもないものらしい。
運行のシフトから外され、減俸の上にボーナスカット。そこまでやるかね。
責任とは、自ら進んで負うもの。無理矢理責任を背負わせるシステムは、社員の心に歪みを生んでいなかったか？

今回の事故で、死者は５０人を上回った。社長は頭を下げて回っているようだが、謝ったくらいじゃ事は済まない。資本主義国にいる以上、「誠意を見せる」とは「金を出すこと」だ。事故処理、被害者・遺族への補償、現場周辺の改修、再発防止の設備投資、いくらかかるか見当がつかない。いかに大企業とは言え、傾くかも知れんな。

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